こんにちは、制作部デザイナーの倉光です。
これまで3回にわたり、EC-CUBEはどのようなカートか、おすすめプラグイン、デザインの進め方についてご紹介してきました。
そして今回の第4回は、シリーズの最後となるカスタマイズ編です。

※EC-CUBEは株式会社イーシーキューブの商標です
EC-CUBEは「やりたい事に合わせて作る」カート
ASPのカートでは、最初から機能が決まっていて、その中でサイトを組み立てていくスタイルが一般的です。
そのため、どうしても「運用をシステムに合わせる形」になりがちです。
一方でEC-CUBEは、ショップの運用方法に合わせて機能を組み立てていくことができます。
既存の機能の中でやりくりするというより、「やりたい販売方法に合わせて仕組みを作る」という考え方が近いかもしれません。
今回は、実際に当社で構築した事例をもとにご紹介いたします。
事例(1):株式会社レイズインターナショナル様 礼服・喪服レンタルサイト

礼服・喪服レンタルの相羽|即日レンタル発送対応
礼服・喪服レンタルのECサイトでは、通常の購入機能のECサイトとは異なり、「レンタル期間」「お届け日」「返却日」といった考え方が必要になってきます。
こちらのサイトでは
- サイズや体型に応じた複雑な商品オプション
- 利用日や配送先に応じた最短お届け日設定
- レンタル不可日や在庫とカレンダーの連携
- メールテンプレートの追加(返却完了メール)
など、複数の条件を追加する必要がありました。

レンタル特化型のASPサービスもありますが、既存サービスでは細かい調整が難しかったため、EC-CUBEをベースにレンタル仕様に合わせて構築しています。
レンタルのように業務フローが複雑なケースでは、カート側を柔軟に調整できることが重要になります。
事例(2):株式会社浜松文明堂様 ECサイト

ギフト・贈りものに【文明堂の名入れカステラ】
浜松文明堂様のECサイトでは、一般的な「商品詳細ページ→カートへ」という流れではなく、カテゴリーページからサイズ違いの商品を直接購入できる構成にする必要がありました。
ASPではページ構成がある程度決まっており、詳細ページを使用しないこのような導線は実装が難しい場合があります。そこでEC-CUBEを採用し、カテゴリーページ内にカート機能を組み込む形で構築しました。

また、好きな文字とイラストを選んで作る「名入れカステラ」では
- カステラの種類選択
- 文字やイラストの選択
- お名前の入力
といった操作を、直感的に選べるように設計しています。
これはASPでの実装では難しく、カスタマイズ性の高いEC-CUBEでこそ実現が可能でした。

まとめ
EC-CUBEのカスタマイズは、特別な機能を実装するというよりも、お客様のやりたい事をサイト上で実現していく工程です。
既存のカートに仕様を合わせるのではなく、業務に合わせて仕組みを作ることができる点が、EC-CUBEの強みになります。
ECサイト制作をご検討の際、「どのカートを使うか」だけでなく、「どのように運用していくか」という視点から考えてみると、選択肢が広がるかもしれません。
この記事の著者
2011年入社
Webサイト・ECサイトのデザイン、コーディング、WordPress構築、ディレクションを担当。ECサイトの制作を得意とし、お客様の課題やご要望に合わせたカスタマイズや改善を行っている。使いやすく成果につながるサイトづくりを心がけている。
【保有資格】
Web検定 Webデザイナー
Web検定 Webディレクター
Web検定 Webアソシエイト
PHP7技術者認定初級試験
ITパスポート 等
