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こんにちは。クリエイティブディレクターの深谷です。
サイズ違いの広告バナーを量産する場合、
数量に応じてかなりの工数が必要となります。
モバイル用の最小サイズ(320 × 50)まで含めると、
想定以上に工数が掛かることもよくあります。
今回は、効率化を意識し続けて改善した、
最短で広告バナーを量産する方法についてご紹介いたします。
1つ目の最短ポイントは、
写真素材をスマートオブジェクトに変換し一元管理しておくことです。
広告バナーにおいてメインビジュアルの写真は、
クリック率に寄与する大きな要素としてとても重要です。
写真の差し替えが発生した場合も、
スマートオブジェクトで管理しているため、
量産したバナーを一瞬で変更することが可能です。
2つ目の最短ポイントは、
画質パラメーターとサイズパラメーターの指定です。
サイズ違いのバナー展開は、
同じPSDファイル内でフォルダを分けて管理してますが、
フォルダ名をパラメーターで指定すると、
書き出しを思い通りに制御することが可能となります。
パラメーターは画質とサイズの2種類があり、
以下の法則に沿って定義します。
フォルダ名の後にパーセント(低画質:0% ~ 高画質:100%)を追加すると、
書き出し時に容量を自動調整することができます。
Google広告など150KB以下の容量制限があるため、
1200 × 628の大きなバナーは40%ぐらいで書き出すことが多いです。
Photoshopのフォルダ名 bnr_1200-628.jpg40% ↓ 書き出し後のファイル名 bnr_1200-628.jpg
フォルダ名の前に指定したいサイズ(300 x 200)を追加します。
Photoshopのフォルダ名 300 x 250 bnr_300-250.jpg ↓ 書き出し後のファイル名 bnr_300-250.jpg
レクタングルバナー(300 x 250)と同じ比率の量産は、
ファイルごとにカンマ(,)で区切ると、自動で拡大縮小しながらサイズ展開が可能となります。
Photoshopのフォルダ名 bnr_300-250.jpg,336 x 280 bnr_336-280.jpg,600 x 500 bnr_600-500.jpg80% ↓ 書き出し後のファイル名 bnr_300-250.jpg bnr_336-280.jpg bnr_600-500.jpg
※書き出し時にエラーとなる場合は、同じファイル名になっていないか確認してください。サイズパラメーターだけ変更しても、書き出し後のファイル名が同じであればエラーとなります。
3つ目の最短ポイントはクラウドドキュメントのアセット生成です。
ファイル > 生成 > 画像アセット
をクリックすると、以下のフォルダに自動で量産バナーが生成されます。
Windows C:\Users\yourname\Documents\Adobe\Photoshop Cloud Associates macOS /Users/yourname/Documents/Adobe/Photoshop Cloud Associates
最後にバナーサイズや容量を確認しながら、
画質とサイズパラメーターを微調整して完成となります。
いかがでしたでしょうか?
この3つを活用するだけで、
今までより半分ぐらいの工数で量産することが可能となります。
ぜひご活用いただければと思います。
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