Webサイトは作ってからが本当の始まり。 その先をともに歩むパートナー
株式会社電器堂 代表取締役社長 加茂 光一郎様
- #Webマーケティング
- #コーポレートサイト制作
- #採用サイト制作
株式会社電器堂様
| 従業員数 | 175名 ※グループ合計 |
|---|---|
| 所在地 | 静岡県浜松市 |
| 事業案内 | 電気関連商品全般を取扱う専門商社
|
| URL | https://www.denkido.jp/ |
1918年(大正7年)に浜松で電気店として創業した株式会社電器堂様。100年以上にわたり取扱品目や事業の拡大を続け、現在では電気設備に関わるすべてのコトを扱える企業へと成長。そして今、電気エネルギー業界をさらにリードする存在を目指しています。次なる100年に向けた新たなビジョンを掲げる中で、コーポレートサイトのリニューアルにも着手し、当社にご依頼いただきました。その後は、採用サイトのリニューアルも手掛けています。完成後も「電器堂ジャーナル」などのオウンドメディアを通じた積極的な情報発信により、お客様自らがサイトをより魅力的なものへとブラッシュアップされ、まさに「作ってからが始まり」の継続的なパートナーシップが築けているお客様です。

サポート内容
- コーポレートサイト制作(他社からのリニューアル)
- 採用サイト制作(他社からのリニューアル)
- 3ヶ月に一度の定例会による運用サポート・改善提案
数ある制作会社の中から当社を選ばれた決め手は?
ビジネスの価値観において「ハモれる」仲間とサイト構築の先にあるものを目指したい。
会社の次なるビジョンを実現するための重要な手段として、コーポレートサイトの刷新を検討する中で、当初は地元の会社を中心に、首都圏の制作会社も含めてかなり幅広く検討を行いました。地縁を大切にしたい想いはありながらも、質の高いサイトを求める以上、地域にこだわらず、本当に良いパートナーを見つけることが重要だと考えていたからです。
その中でシーエムエーさんを選んだ最大の理由は、ゴールに対する考え方が我々と完全に一致していたことです。その他の会社さんが、Webサイトの完成そのものをゴールとして捉えているように感じられた一方で、シーエムエーさんは違いました。サイトを作った上で、それがどう活用され、最終的にどんな結果につながるかまで見据えて取り組んでくださる姿勢が明確だったんです。
我々もBtoB事業を展開する中で、お客様企業の成長や業績アップこそが最終的なゴールであるべきだと考えています。だからこそ、ビジネスパートナーとして同じ方向を向き、同じゴールを共有できるという点で、シーエムエーさんとは非常に「ハモれる」感覚がありましたね。
実際、初回の打ち合わせでは私自身も少し試すような質問をしてしまったかもしれませんが(笑)、そこでの対話を通じて、ロジカルな議論はもちろん、感覚的な部分でも共感できることを確信しました。我々が大切にしている「共感」「おもいやり」「チームワーク」といった価値観を、同じ温度感で理解してくださる点が非常に心強く感じましたね。
サイトリニューアルを通じて、
どのような変化や効果を実感されていますか?
言葉では表現しきれなかった想いや価値観が伝わる、
だからこそ、真に共感してくれる仲間が増えました。
最も顕著な効果は、採用における質的変化です。価値観を共有できる求職者が明らかに増えたことが、何よりも大きな成果だと感じています。
以前は、事業内容や実績といった外面的な情報は伝えられても、会社の内面的な部分、我々が大切にしている価値観や想いを表現することの難しさを痛感していました。ミッション、ビジョン、バリューを掲載したとしても、本当の意味が伝わりきらないことがあります。
しかし、シーエムエーさんとのサイト制作を通じて、単に文字として情報を伝えるだけでなく、構成、動き、色合い、アイコンのデザインーそうした細かな要素すべてを通じて、我々の価値観が「垣間見える」サイトを実現できました。閲覧者が全体を通してふわっと感じ取ってもらえるような表現ができたことで、共感できる人材からのアプローチが大幅に増加したんです。
結果として、採用サイトリニューアル後の26年新卒採用では、内定者全員が辞退することなく入社を決めてくださいました。これは、価値観を共有できる人材が集まるようになってきたことの証明といえるのではないでしょうか。母集団を増やしながらも質を保つという、理想的な採用活動に近づいていると実感しています。
また、シーエムエーさんに構築いただいたWebを基盤に、「電器堂ジャーナル」などのオウンドメディアを通じて積極的に情報を発信するようになりました。こうした継続的な活動により、社外への発信力が向上しただけでなく、社内においても目指すべき方向性や大切にすべき想いが着実に浸透してきています。この流れがさらに進み、社員一人ひとりが会社の価値観を深く理解し、お客様とのコミュニケーションの場面でも自然にその価値観を体現できるようになれば、より一層の成果につながると考えています。
継続的なお付き合いの中で、
新しい気づきやヒントは得られましたか?
シーエムエーというレンズを通して見えてくる、新しい未来、新しい私たち。
3ヶ月に一度の定例会では、アクセス状況やユーザー動向といった数値データを詳細に分析していただいているのですが、それ以上に価値を感じているのが、業界の枠を超えた客観的な視点をいただけることです。
BtoBの世界に長く身を置く当社は、時にその世界の目になりがちなものです。しかし、シーエムエーさんは様々な業界の多様な企業とお付き合いがあり、幅広い知見をお持ちです。そうした立場から、我々を客観視していただき、業界の常識にとらわれない新しいアイデアや改善策を提案いただけることは、非常に貴重な機会となっています。
会議中の平野さんや馬渕さんの姿も、とても印象的ですね。我々の話に共感しながら聞いてくださっていると思ったら、すぐにパソコンを開いて裏付けデータや具体的な事例を探し始めている。「こんな事例がありますよ」「このデータが参考になりそうです」と、その場でどんどん提案してくださるんです。時には二人が同時に検索を始めて、「あ、被っちゃいましたね(笑)」なんてこともあって、その姿は微笑ましくもあり、同時に真剣に向き合ってくださっているんだなと感じる瞬間でもあります。
こうして壁打ち相手として一緒に考えてくださる関係性だからこそ、単なるコンサルティングの枠を超えた価値が生まれるのだと思います。こちらの思いを受け止めながら、専門的な知見を交えて具体的な方向性を示してくださる。そのプロセス自体が、我々の成長にとって大きな学びの場になっています。
今後一緒に挑戦したいことや期待することを教えてください
Webの枠を超え、トータルでマーケティングに挑むパートナーへ
現在はWebマーケティングのパートナーとしてお付き合いいただいていますが、今後はその枠を超えて、より広い範囲でのマーケティングパートナーになっていただきたいと期待しています。
我々の事業は、一見するとアナログな側面が強いところも否めませんが、社内では独自にアプリを開発したり、本社や営業所の店頭でデジタルサイネージを活用したりと、デジタル化への取り組みを積極的に進めています。しかし、これらのツールを導入する目的は、IT化そのものではありません。IT化をすることによって、私たちがより良い価値を提供できるようになり、結果的にお客様の満足度の向上につながる、それこそが真の目的です。そして、それはまさに、マーケティングの本質そのものだと考えています。
シーエムエーさんの強みである「作ることより、使ってもらって成果を上げること」という発想は、Webやデジタルの領域に限定されるものではないはずです。その価値観を基盤として、デジタル・アナログを問わず、我々の会社全体のマーケティング戦略を一緒に考えていただけるようなパートナーシップに発展させていければと思っています。

