ネットビジネスのツボ

「オーダーメード書」掛け軸

札幌の書家が書く掛け軸。


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これはネットで好きな書を、好みの書家に自由にオーダーでき、かつ表装の色も指定できるというものです。

札幌の川端美術店さん。もう7年ほど前に私が提案した掛け軸のネットでの売り方です。
因みに「オーダーメード書」という表現も当時私が提案しました。

実は私自身もこの商品を気に入っていて、事あるごとに川端美術店さんにお願いしています。

とても大切な言葉だと思ったものを掛け軸にしたり、時には額装にしたり。
私の部屋にお越しになった方なら、「ああ、あれか!」と思い出して頂けると思います。

因みに高いものではありませんヨ!先日、芸術に造詣が深い資産家の某社長さんが会社にお見えになって、すかさず掛け軸に視線を向けられました。

「うっ.....」。私は間髪入れずに、「全然高いものではありません!」って。まっ言わなくてもお分かりでしょうが。

だから、気軽に使えるというものです。


一昨日、このオーダーメード書の掛け軸をオーダーしました。書は「電脳商人」です。

実はあるお客さん(製造業)と2年8ヶ月前に約束をしました。

私:「ネット経由の新規売上高についての目標を決めましょう!」

お客さん:「立ち上がりの様子からすると●円はやりたいと思います。」

私:「えっ!それは随分チャレンジングな目標ですね。」

私:「それでは、その目標が達成できましたら、私から電脳商人の掛け軸をプレゼントいたします。」

お客さん:「社長の会社に飾ってあるアレですか?是非お願いします。」


一昨日、私の携帯電話が鳴りました。

お客さん:「今月はまだ営業日数を残しているんですが、月間のネット経由の新規売上高が既に目標達成しました!」

私:「東海地区の製造業が大変なこの時期にですか?」

お客さん:「そうですが、ネットだけは伸び続けています!」

私:「おめでとうございます。早速掛け軸をご用意いたします。表装の色は何色にしましょう.....」


誠に、誠に.....。   


深い 深い 喜びを感じました。

投稿者 島上 : 2009.08.13 09:30 | コメント (0) | トラックバック (0)

6年のお客様であるDress Mode様、次なる飛躍のステップへ。

Dress Mode様は、2003年6月からのお客様です。これからもお客様であることには変わりありません。しかし、8月からご提供差し上げるサービスのメニューが大きく変わります。

Dress Mode様は女性向けフォーマルドレスを主力とする小売業です。6年前、ネット販売の可能性をお感じになりご相談を承ったのがきっかけです。今では楽天ランキング常連の繁盛店です。

⇒Dress Mode 自社サイト
⇒Dress Mode 楽天サイト


6年前当時Dress Mode様では、ネット通販に専念するためのスタッフが確保できないことから私達のECフルフィルメントサービスをご利用頂き、以来6年間続けてきました。因みに当社のECフルフィルメントサービスとは、ネットマーケティングに関わるところを全て(注文受付・問合せ対応・代金決済事務・サイト制作・ネット広告の手配と出稿・発送指示・クレーム対応・商品写真撮影等)代行し、総売上高に対してある一定の割合のお手数料をお支払い頂くというビジネスモデルで、2003年に中小企業経営革新支援法に基づく認定を受けています。

実はECフルフィルメント事業、一時はシーエムエーの主力事業でした。契約先数も10社以上で、月間流通高が8000万円程度までになっていました。

しかし4年程前から少しづつ契約を減らし、今回のDress Mode様をもって完全にこの領域から撤退しました。それは収益性の問題では無く、ビジネスモデルに欠陥があるとの認識を私が持ったからです。

つまり、ネットマーケティングの代行とは言いながら、スピードが求められるネットの世界では、実際に行っていることは殆ど代理なのです。つまり事後承諾。本来商売というものは、その時その時のシビアな決断を行ってノウハウが蓄積されるもので、このビジネスモデルでは、事業主体にノウハウが殆ど蓄積されません。これは成長のボトルネックになると感じたのです。せいぜい月商1000万円程度の売上であるなら良いですが、更なる事業拡大を目指すにあたって必要となってくる人・モノ・カネの調達をタイムリーに決断して頂くには、ビジネスのキャスティングボードを事業主体にお返しするべきだと考えたわけです。

この思いを昨年末に加藤社長に打ち明け、以来7ヶ月かけて一本立ちして頂く段取りを進めてきました。Dress Mode様は、今月佐鳴台に3階建ての立派な事務所兼倉庫を新築なさいました。これから更に明るい未来が開けるものと確信しています。


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私達は、この新しい事務所のネットワークの構築と通販システム導入のお手伝いをさせて頂きました。そして、引き続きデザインとSEMに関してのみお手伝いをさせて頂きます。

お客様の成長に合わせて身を引くというのも必要なことだと考えました。

投稿者 島上 : 2009.08.11 15:55 | コメント (0) | トラックバック (0)

世の中なにかとお忙しい期末月に何でございますが、怒涛のセミナー2連発敢行させて頂きます。

景気悪いです。

なので、元気いっぱい気付きネタてんこ盛りのセミナーを3月に2連発でお届け致します。

3月11日は....株式会社シックス・アパートさんとのコラボセミナーです。


※株式会社シックス・アパートは、世界標準のブログ・ソフトウェア Movable Type、ビジネスブログからブログコミュニティの運営まで幅広い用途に使える TypePad 、プライバシー機能を強化した初心者にも簡単な無料ブログ Vox の提供をおこなうブログ専業のメーカーです。

当社は彼らのパートナーでもあるわけですが、ブログ・ソフトウェア Movable TypeをCMSとして活用するための様々なカスタマイズを行い、多くのお客様に「更新が簡単なホームページ」をご提供してきました。因みに当社のホームページもブログ・ソフトウェア Movable Typeを活用しています。※CMSとは、contents management system のことです。

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そして3月18日は....株式会社アクシーズさんとのコラボセミナーです。


※株式会社アクシーズは、特許に基づいた自社開発広告配信システム「CONDUCTOR AD」と、その技術を応用したLPOマーケティングサービス「CONDUCTOR LCO」を展開。費用対効果の高いインターネット広告を、コンサルティングから製作および配信・運用管理までワンストップで提供しています。

これまた当社は彼らのパートナーです。このLPOという考え方、ネット戦略において極めて重要なんですよ。

LPO:landing page optimization リンク先ページの最適化

例え話でわかりやすく説明しますと....。

私は今日もYAHOO!でニュースを見ていた。画面の右のほうに某航空会社のバナー広告があるのに気付きました。「こんな風景がこの世にあったんだ!」というキャッチコピーが気になって、不覚にもクリックをしてしまいました....。そしたらその先は航空会社のアーストラリア旅行のキャンペーンのTOPページでした。

以下心の声↓

「はぁーまたか!わかってないなこの会社とネット広告代理店は。」

「あの面白い画像がTOPページに無いではないか。自分でサイト内を検索して探せということか?なんて独りよがりの広告なんだろう。それにだいたい私はオーストラリア旅行に行きたいわけではない。」

ちょっとイラッとした私は直ぐにそのwebサイトからGET OUT!

⇒これじゃ全く広告の効果が有りませんな。

リンク先には間違い無くバナー広告で表現していた「面白い画像」が有るべきです。だってクリックした人がオーストラリア旅行に興味が有る人とは限らないですから。本当の興味は、「えっ!こんな風景どこにあるんだろう。もっと詳しく知りたいなあ-」というのがクリックした理由なんですから。

AIDMAの法則からも外れています。

つまり、LPOとは「サイト訪問者の目的に合致したランディングページの見せ方」に努めるということです。
LPOは大切です。


セミナーお申込はこちらから

投稿者 島上 : 2009.02.26 13:30 | コメント (0) | トラックバック (0)

今月もネットショップの売上は増加しています。

1月、当社の運営するネットショップの売上高が前年対比で50%増となっていることをお伝えしました が、今月も高い伸び率となっています。1店舗が前年比でマイナスとなっておりますが...。


これらのお店は、既に5年以上の歴史があるにも関わらず今だに成長しているわけです。

そう大した広告費は使っていません。派手なディスカウントもやっていません。

なのに何故か。

楽天の三木谷氏が言うように、「ECは不況に強い!」というのもあながち間違いでも無いでしょう。

でも私が感じる理由は以下の3点です。

●仕組みとしてPDCAサイクルを回し続けていること。

●より細かく、そしてお客さんの立場に立って正直に運営していること。

●担当者がネット小売業の才能に恵まれ、かつ日々研鑽を怠っていないこと。

ネットショップは努力を裏切りません。素晴らしいことだと思います。

当社はそもそもECからスタートした会社です。だから当初は、当社に入社した人は先ずはECを経験してもらうことにしていました。でもそれは少人数で急速にビジネスが拡大していく中でいつのまにか無くなってしまいました。

ECの運営をする人には色々な条件やスキルが求められます。

・まずその人は実店舗でもしっかりした接客ができる人でなければならない。

・マーケティングといわれる分野の知識も必要である。加えてネットマーケティングといわれる分野の知識も必要である。

・マーチャンダイジングに関する知識も必要である。

・日々ページやメールマガジンなどで表現するキャッチコピーを考えなくてはならないので、コピーライター的なスキルも求められる。

・写真撮影やページレイアウト等も自分でできるようにならなくてはならない。

そして、

・本当の商人としての心意気を持った人でなければならない。

等々......。

因みに当社サイトのURLは、

www.akindo2000.net

2000年に設立した際にこのベタなURLを選択しました。

私は、ECはとても面白いと感じています。

それと同時にまだまだ発展できる分野だと確信しています。

投稿者 島上 : 2009.02.14 17:47 | コメント (0) | トラックバック (0)

当社、ECフルフィルメント事業から完全撤退します。

この事業は、2003年に中小企業経営革新支援法に基づく承認を受けたものですが、時代の変遷によりその一定の役目を終えたと判断したからです。1年半程前から少しずつ準備を行ってきました。

これまで、ゼロからクライアントと一緒にスタートして、月商数千万円規模のECサイトに育て上げた実績は1つや2つでは有りません。今でもそのうちの1つは当社で運営をしています。春には終了しますが。

EC運営という意味で当社に残るのは、子会社のShomeidoのサイト当社の不動産仲介事業として行っているYour Agentだけになります。これまでECフルフィルメント(ネット通販におけるマーケティングの部分を全て代行して、売上高に応じた手数料を頂戴するビジネス)でお世話になったお客様に、一旦ネット事業そのものをお返しするのです。幾つかは引き続きコンサルのみをさせて頂くクライアントとして新しいお付き合いが始まります。

ECフルフィルメント事業から完全撤退するもう1つの理由について述べます。

例えば1月現在でECフルフィルメントを行っているクライアントの売上高は、前年同月比で平均50%増と引き続き伸長しています。不況不況と言いますが、私達が携わるECサイトにはそれを感じません。なのに何故?

マーチャンダイジングとマーケティングを別の会社で運営して行くというビジネスモデルの限界を感じ始めたからです。例えば、ネット経由の年商が数億円に達したとします。しかしそのレベルまで行くと様々な問題が現われ、もはやマーチャンダイジングとマーケティングを別の組織で運営していては解決できなくなってきます。また、投資を伴う経営判断も行わなくてはいけなくなります。全体を俯瞰できて初めて経営判断ができる筈。イニシアティブはあくまでも事業主体が持つべきです。

結論は、私が考えたこのECフルフィルメント事業は、年商数億円程度まで有効なモデルであり、その先にサイトの成長をもっと期待するのなら、事業主体が全ての事業プロセスに関与するべきである、というものです。一旦全てのプロセスを掌握した後に部分的にアウトソースを利用するというのは賛成できますが。

当社はよく、ECサイトの新規プロデュースとその後のフルフィルメントまでのご要望を頂きますが、フルフィルメントは今後一切行いません。ビジネスをやっていて、「もうこの売上高で良いのだ」とは私は思わないからです。また、ECは自動販売機では有りません。愛と情熱を注いで注いで、やって芽の出るビジネスだからです。

投稿者 島上 : 2009.02.01 16:12 | コメント (0) | トラックバック (0)

当社インターネット不動産仲介業Your Agentでの試み

私がこの事業を始めた第一の理由。

昨年2月18日のブログ4月26日のブログも是非ご参考に。

間も無くこの事業が開始して1年になります。2月にプレスタートした際は全く問合せは有りませんでしたが、それから順調にお客様からのお問合せが増え、ビジネスとして成り立ってきました。特に去年の12月後半からのお問合せ(主に2月から4月のご入居のご希望者様)が多くなり、有り難いことだと思っています。かなり期待できます。

私達がこの事業を始めたもう1つの理由は、「実践型ネットビジネスコンサル」として自ら結果を出したいからということも有りました。路面店が当たり前の不動産仲介の世界でもインターネット専業でやっていけるに違い無いという仮説を証明するために。そして自らのリスクで獲得したノウハウを他のお客様に還元するために。

※↑実際には法律に従って、浜松アクトタワー15階の当社事務所に隣接してお店は有ります。通行人は全く居ませんが....。

このビジネスに関して、C&S部でコンサルをさせて頂いているお客様に対してと同様に、PDCAサイクルをまわすべく定期的にミーティングがなされます。ただ、そのミーティングには営業本部長の中原浜松C&S部部長の小川、SEM担当者の原川、当社チーフデザイナーの清水も参加します。そうです。全ての部門のアイデアを吸い上げて試行錯誤し、全ての部門に全ノウハウを浸透させたいからです。

それはそれは沢山のノウハウが獲得できました。あげられた仮説の数は30。実行して検証され、効果が認められたものはノウハウとして蓄積します。

その中のひとつをご紹介します。

<仮説>

「ネット通販では動画を見た人の転換率は、そうで無い人のそれの4倍になると言われている。それは不動産仲介業でも同様であるはずだ。」

<実行>

そこで、このように浜松市半田山エリアの特集ページを作成し、紹介する動画を作りました。

<検証>

この地域に対する問合せが突出して増加しています。また、ご契約に至る確率も他の地域より突出して高いです。


そういうワケで次に、Your Agent事業部のリーダー藤田は、昨年春お問合せが多かった 浜松市広沢と蜆塚の紹介動画を作成しました。

こちらの動画は、まだアップしてから時間が経っていませんので、効果の程はこれからわかるでしょう。
このネタはいろいろ使えそうですねえ。


私はこの不動産仲介事業Your Agentや子会社のShomeidoを通じて行うEC事業は、当社にとってとても大切だと考えています。これらの事業がしっかりとビジネスとして成り立っているという事実は、事業者としての喜びも当然に有りますが、Webサイト制作やネット広告、コンサルをさせて頂くお客様に安心を提供できるものと考えているからです。

投稿者 島上 : 2009.01.24 18:34 | コメント (0) | トラックバック (0)

11月に、日本最大手検索連動型広告のオーバーチュア様を静岡にお連れして....

今年は割りと開催するセミナーが少ない年でした。

しかし、11月に大きめのセミナーをご用意しました。


来る11月7日(金)、検索連動型広告最大手のオーバーチュア株式会社様を招き、 静岡・浜松で午前・午後に分けましてセミナーを開催することが決定しました。但し、両会場各40名様限定で先着順の受付となります。

※大変に人気のあるセミナーですので、どうぞ今すぐお申込み下さい!

m(_ _)m 参加費は無料でございます。

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■今回のセミナーのポイント
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株式会社シーエムエーのSEMチームは、数々の企業様からキーワード広告の運用をお任せ頂いております。

今回は、静岡県内企業様(流通・小売・ECショップ、工務店・住宅メーカー、レジャー・観光、学校・教育、製造業(BtoB)、広告代理業)の具体例をあげながら、キーワード広告の最大限の活用方法、成功のポイントを、ご紹介するセミナーです。


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■第一部 ■

ウェブ集客のヒントがここに!?検索連動型広告がまるごとわかる!
           [オーバーチュア株式会社]

第一部セミナーのポイント
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・新時代広告である検索連動型広告(スポンサードサーチ)とは
・インターネット広告におけるスポンサードサーチの位置づけ

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■第二部■

静岡発!キーワード広告の成功法則?PDCAサイクル実行による広告最適化?
           [株式会社シーエムエー]

第二部セミナーのポイント
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・広告を運用する! 検索連動型広告の運用方法・PDCAサイクルとは
・成功実例?シーエムエーの検索連動型広告コンサルティング現場から

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※お申し込み先着順となっております。
恐れ入りますが、定員を超えた場合はお申込をお断りさせていただく場合もございますので、お早めにお申し込み下さい。

不景気に負けない、売上増大のヒントはこちらから

弊社は、静岡県唯一のオーバーチュア認定オンライン代理店として活動をしております。キーワード広告の良いところは、運用をしながらPDCAサイクルを回し続けることにより、効果と精度を上げることができるところです。
そのプロセスは、知的で論理的でとても楽しいものです。


投稿者 島上 : 2008.10.09 18:30 | コメント (0) | トラックバック (0)

今年のお歳暮商戦では、もうマスクメロンは売れないかもしれない.....。ちょっと困った。

ここ数年、静岡県西部のマスクメロン生産者は減少の一途なのです。そもそもバブル崩壊後に需要が弱くなっていたところに原油高(メロン栽培には冬場に重油を焚き加温しなければならないため)のダブルパンチ。

別会社の有限会社正明堂でマスクメロンを主力として販売する者として、生産者の動向はとても気になるので、折に触れて静岡県温室農業協同組合の浜松支所を訪れます。そこで先日伺った話では、この冬はマスクメロンの生産を休む人が随分と出そうだということです。また、いくつか廃業届けも出てきているとか。その話を裏付けるように、先日の日経新聞にも同様の内容の記事が掲載されていました。これは困った。

作れば作る程赤字になる。こんなせつない話は無いです。しかし、もはや生産者個人の努力など遠く及ばない程に事態は悪化しているのです。お役に立てることは無いだろうか....。支所の事務長とお話をしている時に、以前から思ってアイデアが蘇りました。

それは、マスクメロンをはじめとして、静岡県内の果実をアジアに輸出すること。熱帯の地域では日本で出回るような繊細な味わいの質の良い果実は栽培されません(そのかわりマレーシアやタイではドリアンという強烈な果物が有りますが)。マスクメロンは既に輸出されていますし、一部の富裕層に人気が有ります。でも、継続的な供給がなされているかというと、そうでも無さそうなのです。また、トレーサビリティに対する考え方もまだまだなようです。恐らく日本の果実生産者は世界一細かい作業をこなしているはず。

よっしゃ、アジアに静岡フルーツの行商に行ってみようかっ。

農林水産省からこの7月に「農林水産物等の輸出促進について」というレポートが公開されています。それによると、世界的な日本食ブームやアジア諸国の所得水準の向上を好機ととらえ、攻めの農政の重要な柱の1つとして、我が国の高品質な農産物の輸出促進に向けた戦略的な取組を実施しているところで、平成19年に4337億円であった農林水産物・食品の輸出額を平成25年には1兆円にすることを目指しているのだとか。

欧米人にとって、フルーツは野菜と同じレベルで高い対価を払うという感覚は有りません。しかし、アジア人は日本人と同様にフルーツを一段上と見て、少々高くても買う傾向が有ることを知っています。

その証拠に、ドリアンが旬の季節になると、シンガポールの街角のいたるところに「ドリアン屋台」が登場して、1個数千円もするドリアンをその場で割って食べるのが国民的行事化しています。私もかつてシンガポール人と一緒によく食べに行きました。因みに、このフルーツは最初の印象はとてもダメダメです。クサイです。玉葱が腐った臭いがします。ところが2回ほど経験するとやみつきになります。地元では、「女房を質に入れても食べに行きたい」と表現する不埒な輩もいる程。

また、銘柄品を好むのも日本人と同じ。ドリアンのシンガポールでのイチオシ銘柄は「キャッツアイ」とか「サルタンドリアン」とか言っていたようです。サルタンってマレー語で王様なんですが。

さあ、手始めは来月、香港会議展覧中心で開かれるAsia Fruit Logisitica 2008のチェックだ。ここでアジアンイングリッシュを駆使して聞き回ってこよ。

その後、輸出がいけると判断したとして、どのように便利な仕組みをネットで構築するかだな。面白そうだな。

投稿者 島上 : 2008.08.05 11:20 | コメント (0) | トラックバック (0)

ここのところニュースで、「原油高はこれで落ち着くのか...」なんてコメントを聞きますが。

昨年から急ピッチで上がり始めた原油相場。今月3日にニューヨークWTIは145ドル台をつけた後、一気に下落し、昨日120ドル台をつけました。

航空運賃とは別にかかる燃料サーチャージが馬鹿にならない程上昇し、地方の農協の一部からは、農産物に一定のサーチャージを要求する動きが有ったり、郊外の小売店や飲食店では消費者の車利用が減ったことにより来店客が減少して売上が減少したり.....。なんだか大変なことになっていて、スタグフレーション懸念を口にする人たちもついに出てきていました。なので今月の相場の急落には歓迎ムードさえ漂う感じです。

ここのところの相場の急落には、いくつかの理由がつけられています。●1●石油の代替エネルギーの生産価格に原油相場が近づいたから●2●米国当局による先物規制●3●世界経済の減速観測を背景にした需要減少の思惑の台頭。

テレビ番組のニュースキャスターが専門家に、「原油相場はこれから落ち着きを取り戻すのでしょうか?」と質問する。専門家は当たり障りの無いコメントをする。背景の映像はガソリンスタンドで給油をする消費者。またまたインタビュー。「ガソリン高で生活は変わりましたか?」「ええ、こんなに高いんじゃ、もう車を手放そうかと考えてしまいますねぇ....」となる。

そこで、元ディーラーの私としてはチャートが気になったので調べてみました。下図は、GOLDEN CHARTがネットで公開しているものに、私がチャネルラインとトレンドラインを書いたものです。週足です。



なんだ、2003年前から続いている上昇相場なんじゃないですか。しかも2006年夏まではお行儀良くアップトレンドのチャネルラインの中に収まっていて、一旦下押しした後、急なアップトレンドラインに変化していたのですね。

でも、今週週足ベースで陰線引けすると酒田五法で言うところの「三羽烏」でございます。目先はもっと急落するのでしょう。でもグランドトレンドは上昇です。だから、目先急落したところでこの先も上昇を続けていく可能性が高いわけですから、ビジネスは原油は高くなり続けるということを前提に組み立てていかなければなりません。目先の急落は、神様がくれた猶予期間といったところでしょうか。

さて、原油高に加えこの夏の猛暑が、お茶飲料やビール、紙おむつ等のかさばる商品のネット通販利用を加速させているとの新聞記事を見ました。確かに便利です。かく言う私もネットでケース買いしたペットボトル入り飲料を会社の部屋に置いています。しかもコンビ二で買うよりはるかに安いですから。

このトレンドも恐らく簡単にはもう変わらないでしょう。でも待てよ、注文して配達してもらうというビジネスモデルはそもそも町の零細商店がやっていたことではないでしょうか。ネットで注文すると早くても翌日配達だが、地元の商店に注文するとその日のうちに配達してもらえます。そう言えば、小回りの利く町の電気屋さんも一部復活のニュースも見ました。利便性と移動コストの問題。ここら辺りにビジネスチャンスが有りそうです。

投稿者 島上 : 2008.07.30 18:44 | コメント (0) | トラックバック (0)

ネットだからこそ「現場」が大切だと思い知った。

勉強になりました。ついつい日々の業務に気を取られ、現場に出向く機会が少なくなっていましたから。

実は一昨日、Shomeido外販事業を担当してもらっている光生くんと浩平くん、そして私の3人で山梨県笛吹市にある笛吹農業協同組合岡部支所にお邪魔して来ました。目的は桃の産地視察です。以前からこの産地の桃の品質の良さが気になっていたのです。

↓指導販売担当の主査役の塩澤さんです。あっ手はつないでないですから。そう見えますが。

この方がとても親切に色々な畑に案内をして下さり、それは本当にもう本だけではとても得られないような生きた知識を一生懸命に披露して下さいました。有難うございました。おかげさまで私達はお買い上げ頂くお客様により正確な情報をお届けできます。更に販売方法に関する様々なアイデアを得ることができました。

この塩澤さん。本当に親切な方です。でも親切だから色々教えて下さったのかというと、ちょっとニュアンスが違うという感覚を私は持っています。それは、つまりこの方の桃作りに対する情熱や桃作りに対するプライドからエネルギーが出ているのではないかと思いました。この桃の産地は有名であることは間違い有りませんが、大きな支所というわけではありません。通常Shomeidoが販売する大玉のクラスについては、浜松中央市場に要請しても全量入荷しないのが常です。だからShomeidoは塩澤さんにとっては面倒臭い流通の連中のはずです。しかし、終始熱っぽく語る姿勢は生産者としての責任感といういうものなのでしょうか。感動をしました。大切に売らせて頂きたいと心の底から思った次第です。

この産地では、今はやりの光センサーで糖度を計りランク付けするということを行っていません。何故なら、食べ頃間際まで木に生らせているわけなので、糖度が低いわけが無いからです。完熟間際の桃は流通の段階でのリスクが多いにも関わらずです。では、ランク付けをどのように行っているのか?
それは、まずは生産者自身による申告。次に検査員による「表面」「外観」「形状」のチェックだそうです。ここで強調しておられたのは、ケースの中で、一つでもランクの低いものが有れば、ケース全体のランクを落とすということを徹底しておられるそうです。


↓塩澤さんは言いました。「この桃は明日の朝収穫する桃ですョ」。※この画像は浩平くんが撮影加工しました。

↓ほら、その桃を切って撮影したら、本当に食べ頃。※この画像は光生くんが撮影し、浩平くんがセッティングしました。

恐らく、一緒に行った光生くんも浩平くんも私と同じ気持ちなのではないかと思います。何故ならその後彼らは活き活きと働いているからです。上の切った桃の画像.....何か愛情感じるなぁ。

この自然な味わいの桃を楽しみたくなった方は、下のシュールあきんど君をクリック。


※【シュールあきんど君について】
2002年から2004年にかけて当社は「あきんど君」というイラストをキャラクターとして使用しておりました。そのデザインのコンセプトワークの際に亜種として登場したのが「シュールあきんど君」なのです。彼は今だに裏キャラクターとして社内で活躍しております。

投稿者 島上 : 2008.07.11 20:24 | コメント (0) | トラックバック (0)

裁定取引という考え方

裁定取引とは、これまで主に金融市場で使われることが多かった言葉です。ニュース等でお馴染みなのは、日経平均先物と現物との間で行われる裁定取引に関するコメント。例えば、「裁定取引解消に伴う大量の現物売りが出て.....」なんてコメントはよく耳にしますね。

私は昔に外国為替市場での仕事を9年程やっていましたので、裁定取引と聞いてすぐに思い出すのは、2国通貨間におけるマネーマーケットでの金利差と為替SWAPマーケットにおけるSWAP POINT との間で行う取引です。

要するに裁定取引とは、同一の性格を持つ商品の理論価格と実際価格の差を、理論上はリスク無しに収益獲得する取引のことです。裁定取引のチャンスは本当に様々な要因で引き起こされます。そのあたりの話は、是非専門書などで....。

さて、最近この裁定取引という言葉を、金融以外のビジネスで使っている人を2人発見しました。

まずは、「日経ビジネス4月28日、5月5日合併号」の54ページ、大証ヘラクレス上場のマンション流動化事業を行う「スター・マイカ」に関する記事の中で。

ファミリータイプの中古マンションは、同じ条件でも入居中の方が入居していない場合の方より価格が平均して2?3割安いことに目を付け、創業者の方は以下のようなビジネスモデルを構築したそうです。

●入居中の物件を1室単位で購入する。
●入居中は家賃収入を得る。
●退去後に売却をする。
⇒つまり、物件の保有期間中は賃料収入を、売却時には売却益を得るということ。

この会社の創業者の方は、「不動産屋から居住者のいる部屋と空室で価格差があると聞いた時、金融の裁定取引と同じだと直感した。」とのコメントを寄せています。この方の経歴はこちら。やっぱり金融出身だったですか。

次に、最近話題の公認会計士で経済評論家の勝間和代さん。著書の勝間式「利益の方程式」を読みました。副題の「商売は粉もの屋に学べ」の副題たる根拠が本文中では見つからず、東洋経済新報社のトレンドを意識した策略を感じる1冊ですが、中身は面白かったです。直ぐに実践に活用させて頂きました。

この本、只今知人に貸し出し中の為、正しい引用をここでは出来ませんが、要約すると以下のようなことが書いてありました。

ある企業家が新しい分野のビジネスに乗り出す、その企業家は当面先行者としての利益を享受する。しかし、その後参入する企業が出てきて、価格競争に巻き込まれる。それから後は利益を得られるのが難しくなる。最初に利益が得られたのは、時間という裁定取引だった。

ナルホドねぇと。なんだ彼女も金融出身なんですね。

金融出身の人が好んで使う言葉なんでしょうか。

私も彼らと近い感覚でビジネスを捉えることが有ります。世の中には裁定取引が可能な物が結構転がっていると感じています。だからと言って、直ぐに参入するのはそれなりの障壁が有ったりしますので難しいわけですが。更に昨今は、インターネットによる情報伝達速度の平準化が実現していますので、ある特定の分野、地域において裁定取引が可能であることは直ぐにバレちゃいます。また、後発が参入してくるスピードも追い上げてくるスピードもとても速いことを合わせて言わなければなりません。

だから、裁定取引の可能性を感じて参入し、それなりの利益を享受したとして、その後どうするか。それが鍵となりますね。多額の投資を覚悟してシェアを握り、プライスリーダーとなってしまうか、新たなる裁定取引にチャレンジするか。結構骨の折れることです。

それではこれを苦痛と感じるか?

Absolutely not!

新しい価値を創造し続けなければならない企業家にとって、そんなことは苦痛の部類には入らないでしょう。
かつてシュンペーターも言っておりました。

企業家とはすでに行っていることをより上手に行うことよりも、全く新しいことに価値、特に経済的な価値を見出す人であり、それは権威に対する否定でもある。つまり企業家とは、秩序を破壊し解体する者である。つまり創造的破壊だ。それは企業家の責務である。

m(_ _)m スミマセン。↑この一節、シビレマス。やる気みなぎります。シュンペーターの墓参りに行きたくなります。

よっしゃ、立派な企業家になろう。

投稿者 島上 : 2008.05.30 12:36 | コメント (0) | トラックバック (0)

「お客に聞け!」このフレーズを最近よく見かけます。コレ中小製造業でも使えますよ。

ネット通販の世界では、定期的なメールマガジンの配信が欠かせないです。
テキストメルマガ、HTMLメルマガ、携帯メルマガ等、何だか一週間ずっと配信している感覚で、たまに疲れてネタに困ってしまうという方も多いはずですね。

そんな時メルマガ担当者は、再度お客様からの声の中にヒントを見つけに行きます。果たして自分の店の強みは何なんだろうと。「ネタはお客の声にある。」

転じて、製造業の会社の場合はどうでしょう。

先日、複数の製造業の会社様に金融機関の支店長と一緒に訪問しました。先方のご希望は「ネットを通した新規取引先の拡大」でした。静岡県西部地域はこれまで、どちらかと言うと大手メーカーに繋がる既存取引先からの受注に依存している割合が多かったので、自ら新規取引先を営業して獲得するといったアイデアに乏しい地域でした。中には「うちにはそもそも営業が居ないんだョ。」とか、「上からの仕事が結構来ているので、こちらから仕事を取りに行く必要が無いんだョ。」という言葉も去年までは結構聞きました。

地域の製造業の経営環境が変わって来たな...。

さて、新規取引先を拡大するためにWebサイトをリニューアルするということになると、コンテンツに知恵を絞らなければなりません。つまり、「何を打ち出すべきか」。だから、その会社様が同意されるなら中長期経営計画書なんてものも拝見させて頂きます。経営者の将来に対する判断が読み取れますから。あるいは、担当の当社コンサルティング営業社員が作業服をお借りして、実際に製造ラインで現場研修をさせて頂くこともよく有ります。そのような中で、webサイトで表現すべきコンテンツを探って行くのです。※工場長の自慢話は結構ネタになるのです。プライド持って仕事を何十年もしておられる方ですから。

それからもう一つ。「これまで御社の業歴は約40年有ります。この40年を支えて来た御社の強みは何ですか。」と社長さんに問います。この問いにスムーズに応えられない社長さんは結構多かったりします。「特に凄い技術力が有るというわけでは無いし、真面目にコツコツとやって来ただけだョ。」との謙遜混じりの回答が殆ど。

「じゃぁ、上得意のお客様のご担当者を数人ご紹介下さい。私達が、何故御社と取引をしているのか理由を調査して来ます。」

私の今までの経験から言うと、会社側が思っている自社の強みと、お客様サイドが感じているその会社の強みにはギャップが有ることが多いです。技術に自信がある製造業者と取引がある会社を訪問して聞いたところ、「あの会社と取引をしている理由は、担当者がまず期限を守って仕事をしてくれること、そして、出来ないことを安請け合いしないということ。だからあの会社は安心なんだ。」のような回答を得ることもしばしば。

この製造業の会社の取引先にとっての強みは、担当者の正確で誠意の有る仕事から来る安心感ということになります。お客が一番知っているというのは、消費者向けビジネスでも企業間ビジネスでも同じなんですね。

投稿者 島上 : 2008.05.27 10:45 | コメント (0) | トラックバック (0)

お客さんは選ばなきゃ大変なことになってしまう。

「お客を選ばない」とYahoo!で検索してみる。表示上位は、「お客を選ばないから良く売れる」、「お客を選ばないリーズナブルな価格」、「お客を選ばないどなたにも受けるおしゃれ着」、「マイルドで食べやすく、お客を選ばない....」のような、商品の供給サイドからの情報が半分以上を占める。

そうですか....。

私はこう思います。昨今、お客さんを選んで商売していかないと大変なことになる。それは、クレームを巡る不幸な悪循環に巻き込まれるリスクです。

この悪循環をインフラとして支えるのがインターネットです。本来クレームは歓迎すべきお客さんからのラブレターです。今も私はそう思います、しかしながら、インターネット出現前と後ではかなりこちらの選択眼が要求されるようになったと思います。ご自身のビジネスとしてインターネットを積極的に活用していても、あるいはそうで無くても。

以下あくまでも個人的な意見です。

まず、インターネット出現前のクレームにはコストと時間がかかりました。クレームを出す方は、かなりの負荷を乗り越えて来ているわけです。お客様センターの営業時間に合わせて電話をかける、あるいはその会社の経営者に手紙を送る、またお店を訪問する等。エネルギーをかなり使います。そして、実行に移すまでそれなりの時間を費やしているわけです。そして、そのお客さんが不快な思いをされたり、欠陥商品を受け取った直後からはそこそこ時間が経過していますので、感情の冷却期間も存在しています。でも、やっぱり我慢できないと思い実行に移しているのです。そう考えると、商売をさせて頂いている立場からは、「まずもって、申し訳有りません。そして有難うございます。」という対応が当然のものとして発生します。だから、クレームを契機にロイヤルカスタマーとなるお客さんが出てくるのです。

そして、インターネット出現後のクレームには、コストも時間もかかりません。そして相手と対面する必要も有りませんので、精神的負担も有りません。もちろん感情の冷却期間も有りません。しかも、その気になれば、インターネット上のあらゆるサイトに悪評を流すことができますし、ネット商店街等に出店しているネットショップに対しては、悪いレビューを残し、その店の売上高にダメージを与えることもできます。「キレル消費者」は確実に増加しています。

理不尽な「キレル消費者」が何故増えているのか?更に突っ込んで考えてみると、以下の要因が浮かびます。

●インターネットショップのサービスの高度化。⇒かつて、ネットショップは中小零細企業ほど勝てると言われた時代が有りました。経営者自ら必死で運営するショップのレベルが高かったのは当たり前です。何でも正確が当たり前のネットショップの世界に慣れてしまった消費者の要求レベルはどんどん上がっています。メールでの問合せに対するショップ側からの返答までにかかる時間に対して、我慢できる時間はせいぜい半日とも言われています。
私は、こんな経験もしました。
「さっきメールで問合せしたんですど.....。何で返事をくれないのですか?」と電話。そのメールは30分前のメールでした。
また、「12時ちょうどの配達をお願いしたのに、まだ宅配業者が来ないんですけど。大丈夫ですか?」11時58分のこと。

●消費者は実店舗で大切にされていない。
⇒小売、サービス業の現場は非正社員が支えています。やはり正社員とは働くスキルや専門知識の面で異なるのは否めません。「痒いところに手が届くサービス」や「全く気の利いた一言」など、イマドキなかなか期待できません。一方ネットショップでアクションを起こすと、相手は自分がどれだけ大切なお客であるかをわかってくれた対応が待っています。専門的アドバイスもくれます。ネットショップ側では、顧客データベースを見て対応しているわけですが。当然、消費者は小売、サービス業に対する全体的な要求レベルを上げてきています。

その結果、現場は様々なクレームに接することになり、熟練していない若い社員などは、クレームは怖いもの、面倒臭いもの、とマイナスイメージを先行させてしまい、その心理が益々対応をマズイものとさせていき、最後は泥沼へと。本来誠実に対応しなければならないお客さんが多く居るのも関わらず。全くの悪循環。

では、この悪循環を好循環に変えるためにはどうするべきなのか?

⇒やはり、カスタマーオリエンテッドな発想を徹底し、どんどん上がっていく消費者の要求に対応していかざるを得ません。
⇒クレームには理不尽なものも数多く含まれるが、まずは相手に冷静になってもらう手続きをルール化し、大切なお客さんを逃さない仕組みを作らなければなりません。

そして⇒「キレル消費者」を取り込むリスクを少しでもミニマイズすること。つまり、お客さんを選ぶということ。そもそも、マーケティング活動の中で、「本来、当社の商品やサービスはこのような方にご利用頂きたい。」という具体的なターゲットを設定しておられるでしょうか。今流行りの「ペルソナマーケティング」に近い発想かもしれません。但し、「ペルソナマーケティング」はデータ分析の結果導き出される点で、「利用して欲しい人」の設定とは全く異なるわけですが。

つまり「利用して欲しい人」を念頭に置いて、その人に共感してもらえるような表現や打ち出し方をしているかどうかである程度「キレル消費者」の取り込みリスクをミニマイズできると、私は感じています。そして出来ない事を事前に知らせておくことも、必要かも知れません。もちろんそれは会社のWebサイトでも行うことです。

また、「利用して欲しい人」を設定してマーケティングをする事は、現代マーケティングの第一人者であるコトラーの定義からも理に叶ったことだと考えます。

マーケティングとは、「個人や集団が製品や価値の創造と交換を通じて、そのニーズやウォンツを満たす社会的・管理的プロセスである。」

消費者のニーズやウォンツの充足をマーケティングの出発点と捉えているわけです。その消費者のニーズやウォンツは全く多様化してしまっているわけだから、ある消費者にとってはとても価値の高いものであるが、別の消費者にとっては全くどうでも良いことだったりすることがあるわけです。またその逆も有ります。「利用して欲しい人」を設定してマーケティングしないと、本来クレームとはならないことがクレームになってしまうことも有るということでは無いでしょうか。

投稿者 島上 : 2008.05.11 14:07 | コメント (2) | トラックバック (0)

そもそも公表するようなことでは無いのですが

IT系実践コンサルを標榜する当社の宿命的なものですね。実験数値に関しては。

「コンサルだったら、自らの事業を行った場合、上手くやれるのだろうな?」
そんな疑問は私のみならず多くの方が抱いているはずです。

だから、Shomeidoのネット通販事業と実質的に3月から始めましたネット不動産のYour-Agent事業はとても大切です。ここでの成果を、更にクライアントに還元していくのがシーエムエーのコンサルビジネスのやり方ですから。因みに、Your-Agent事業を始めたのは、このような背景があります。

2ヶ月足らずが経過したネット不動産のYour-Agent事業で、面白い数字が出ました。

まずはこの事業の概略を説明します。基本的には一般の賃貸不動産の仲介業と何ら変わりません。しかしながら、店舗を路面の人通りの有るところでは無く、アクトタワー15階のシーエムエーの事務所の真ん中に設置しているので、いわゆる空中店舗ということになり、全く人通りが有りません。集客はほぼ100%インターネットです。

この2ヶ月足らずでの仲介件数はさすがに公表しませんが、大体地元の先輩業者の方々からサジェッション頂いた件数の2倍といったところでしょうか。

さて、さらに地元の先輩業者の方々から予想頂いた以下数値について、実際は大きく乖離していました。それは恐らくネットの特性なのでしょう。先輩業者の方々の場合は、既存の実店舗運営をベースにした数値ですから。

【問合せが入り、現地案内につながった割合】

42.3%

【そのうち成約につながった割合】

90.9%

つまり、【問合せから成約につながった割合】

38.5%

高い数値だと思います。現地ご案内まで持っていければ、あとは9割成約して頂けるわけですから。まだ十分なサンプル数だとは思えませんので、引き続き数値を見ていかなければなりませんが、以下の仮説を立てています。

●Webサイトをご覧になったお客様の中で、Your-Agentの価値観を共有された方が問合せをされている。
●現地案内をさせて頂く際、お客様の心の中では既に決まっている可能性がすこぶる高い。

昨日、現地案内前に入居お申し込み頂いた事例も発生しました....。

投稿者 島上 : 2008.04.26 10:56 | コメント (0) | トラックバック (0)

自社通販サイトの運営はオモシロイ!

明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願いします。

さて、12月は当社の子会社である有限会社正明堂のネット通販の発送業務のお手伝いをしておりました。私がしゃしゃり出なくても、ちゃんと業務は回っているのですが、どうも気になる。仕切りたくなるんですねぇ。だって、正明堂のフルーツネット通販はシーエムエーのルーツの事業ですから。

12月だけで3000件以上の発送が有りました。単純計算でも1日100件以上。実際には年末は発送していませんでしたし、品切れの状態の日も有りましたから、ピークで約200件の発送をこなしました。スタッフの皆さんはお疲れ様でした。ホントに。

1999年の10月に始めた事業ですが、毎年売上が伸び続けています。昨年12月の通販売上高は、昨年比で約10%増加となりました。高級果実の専門店としては、それなりの売上高となっておりますので、さすがに毎年二桁増加というわけにはいかないと思っておりましたが。

昨年10月に、楽天市場店への売上依存度を軽減するべく、shomeido.comという自社サイトを立ち上げました。12月の三ケ日みかんシーズンに思いのほか売上を作ることに成功しました。全体の売上高の22%程度の寄与となりました。3ヵ月目のサイトにしてはほぼ及第点ですね。

有限会社正明堂は、楽天市場YAHOOショッピング自社サイトの合計3サイトの通販サイト展開を行っていますが、これはモール出店による割高なコストを自社サイトの運営によって平準化するためです。

ところで、自社サイトの運営をしてみて興味深いことが解りました。一つは、自社サイトでご購入頂けるお客様のリピート率が楽天市場店に比し高いということ。そして、ご自身で会員登録される方の比率が多いこと。更にメールマガジン配信後の購入率が高いということです。まだ始まって3ヵ月のサイトですから、これからも注意深く検証していかなければなりませんが。

この傾向について、今の段階で以下推測してみます。

楽天やYAHOOなどのモール内出店の場合、消費者はどうしてもモール自体にロイヤルティ-を持ってしまう傾向が有ると思います。つまり、「楽天のあの店」、「YAHOOのあの店」という記憶のされ方がされているのではないでしょうか。YAHOOの場合は構造上の特質から、更に店自体のアイデンティティが薄れてしまう傾向が有るように思います。つまり極論すれば、お客様はYAHOOから買ったと認識している人が居る程です。一方独立した自社サイトでは、明確な個性を打ち出すことができるため、価値観が共有できるお客様を引き付けることができます。ブログで制限なく自由に表現できるのも良いですね。※Shomeidoのバイヤー河原のブログはなかなか面白いですョ。
また、明確に目的を持った潜在顧客をキーワード広告を使って集客することができます。更には、ネット消費者の中に、楽天市場で買い物をした後に連続して送られてくる販促メールにうんざりしている層もかなり混じっているのではないかと考えています。そして最後に、ネット消費者自身の選択眼が養われて、楽天だから安心とか、YAHOOだから安心という視線が消えてしまったことも要因として有るかもしれません。

自社サイトの場合、解析ツールを使ったコンバージョン(購入比率)の向上策も自由自在に行えるので、PDCAサイクルを回しやすいと考えています。今後益々期待できます。

さて、12月のヒット商品は、「静岡限定みかんキューピー付きみかん」。今流行のコスプレキューピーちゃん。カワイイんですよ。カワイイから売れるかなって思って出してみたらやっぱり....。


調子に乗って、「静岡県限定いちごキューピー付きいちご」も発売。⇒なんやそのままやん?

投稿者 島上 : 2008.01.05 15:28 | コメント (0) | トラックバック (0)

「ブログの更新頻度と、店の売り上げには相関関係が見られる」

とは、あるネット業界雑誌に掲載されていた家電量販店の役員の言葉。何百店舗も持つ巨大小売の役員の言葉だから重みが有ります。きっと精緻なデータ分析をおやりになったのでしょう。

このことに関しては、もちろん私も気付いています。静岡県内の多くの小売業、サービス業の会社さんのネットマーケティングについて助言し、実践する立場にありますから。ただ、サンプルの数がまだまだ少ないため、相関関係有りと判断する数値的な根拠を掴んでないだけです。一度本格的に調査してみて、具体的な相関係数とか出してみれば興味深いだろうなと思います。でも、何れにしても「相関関係」が有るという結論は見えているので、あえてそのことにエネルギーを使う必要も無いか.....。

さて、世の中の企業はどれくらいの比率でブログを開設しているのでしょうか。インターネット白書2007によりますと、ブログの開設率は全体で13.8%らしいです。それで、小規模な企業で積極的に利用されているということです。例えば、従業員規模で9人以下の場合の導入率は27.0%、10-49人で導入率が20.0%、50-99人で導入率が6.3%となっています。

この結果、頷けます。

大企業にとって、スピーディーにブログを更新するという作業は、結構手続き(恐らく広報を経由しなければならない)が煩雑で難しいでしょう。先の家電量販店の場合、その煩雑な手続きを省略し、ブログの責任を店レベルに落としたから成功したのでしょう。稀な成功事例ですよ。

一方零細企業や中小企業にとっては、スピーディーなブログ更新は難しいことでは有りません。だって、企業ブログをやる方はだいたい経営者かそれに準じる人であったりするわけですから、自分で書いて自分で責任を取るだけで良いのです。

私は、零細企業や中小企業はもっと積極的にブログを活用するべきだと考えています。何故なら、今の消費者はとりわけ欲しいと思うものが無いわけなので、どこで、だれから気持ち良く買うかという基準で店選びをしているのです。その店選びの最初の入り口は、もはや電話帳では無くネット検索なのですから。

例えば私の実例:

●先日ある方に花を届けたいと思い、その方のお住まいの地域の花屋さんをYahoo!で検索した。

●私は花には詳しく無いので、出来れば「送り先の方の奥様の趣味や年齢、そして当方の予算」を伝えた上でアレンジしてくれると有り難いと考えた。

●スタッフや経営者の方の顔が出ている、信頼できそうな花屋さんのウェブサイトを見つけた。そこには親切そうな女性のフラワーデザイナーによるブログが有り、3日に1回程度更新されていた。この店は親切で良心的だと感じた。

●早速その店に電話をしたところ、私が期待した通りの親切で丁寧な対応に恵まれた。

商業やってて、ウェブサイト持って無いとかブログやって無いとかいうのは、ひょっとして世の中に向けて手を上げて無いということに等しいかも。昔で言えば電話帳に店の電話番号が掲載されていない状態なのかも。


かく言う私、久しぶりのブログ更新でございました。

投稿者 島上 : 2007.11.24 12:09 | コメント (0) | トラックバック (0)

販売士2級検定試験に全員合格!

今月6日(水)に行われました販売士検定試験で、当社からの受験者6名全てが2級に合格しました。これで当社には販売士2級資格保持者が合計で9名になりました。本当に嬉しい限りです。

販売士検定試験とは、

現在の流通業界を取り巻く環境は、少子高齢化やライフスタイルの変化をはじめ、IT(情報技術)化の急速な進展、流通外資の相次ぐ参入などにより、急激かつ大きく変化しています。 このような状況のもとで、流通業界で最も必要とされているのは、多様化・高度化した顧客のニーズを的確に捉え、豊富な商品知識や顧客に配慮した接客技術を武器として、ニーズにあった商品を提供するとともに、商品の開発や仕入、販売、物流などを効率的かつ効果的に行うことができる「販売のプロ」なのです。 販売士検定試験の合格者には、「販売士」という称号を付与していますが、販売士はまさに「販売のプロ」といえます。激動する流通業界で勝ち抜くための必須の資格・検定であり、「流通業界で唯一の公的資格」として社会的にも高い信頼と評価を得ています。 検定試験は、販売に必要な商品知識や販売技術、仕入や在庫管理、マーケティングなど、より高度で専門的な知識を持つ人材の育成を目指した内容となっています。レベルは、1級から3級までの3つに分かれており、どの級からでも受験できます。
それで、2級のレベルとは、
小売業について、主として販売に関する専門的な知識を身につけ、ある程度の管理業務を遂行し、かつ部下を指導することができる。売場主任、部課長など中堅幹部クラスが対象。

となっております。(以上商工会議所の検定試験のページから引用しました)

私は、この資格の取得を奨励しています。また、当社には独特の資格取得奨励制度が有ります。制度の概要は以下の通りです。

「当社は、スキルアップを目指し、資格取得を目指す社員を応援しています。会社で定められた内容から各人が目標設定し期首に申請、3年間で6ポイント獲得を目標としています。翌期首にポイントを集計し、取得ポイント2乗×万円の奨励金を授与しています。」

因みに販売士2級は1ポイントなので、先の試験に合格した6名は来期初に1万円をGET済。もう1ポイントを取得すると4万円をGETというこになります。今のところ、私は来期初に総額150万円程度の奨励金支払いになるのではないかと考えています。いや、ひょっとしてそれを上回るかもしれないとちょっとヒヤヒヤしています。


↓何だか、毎週木曜日にNTT.ComMasterの勉強会をしていて、16名も自発的に出席しているのですから....。↓

まあ上回れば上回ったでそれはとても良いことです。それはシーエムエーのナレッジが向上したということなのですから。

因みに奨励資格は以下の通りです。

色彩検定 Flashクリエーター、Webクリエーター、CG検定、NTT.ComMaster、ソフトウェア開発技術者、情報処理技術者、パソコン検定、システムアドミニストレーター、マルチメディア検定、フォトマスター検定、販売士、日商検定簿記、 ビジネス実務法務、行政書士、中小企業診断士、税理士、ITコーディネーター 他。

私達はWeb制作・運営会社という側面を持っています。だからこのような制度が活発に機能するなんて、ちょっと不思議な気がする方もいるかもしれません。それは、コンサルティング営業社員もWebデザイナーもECの担当者も、ご依頼のあったお客様のビジネスを理解した上で制作・運営しなければ、役立つWebサイトとは言えないというこを理解しているからです。ビジネスを理解するためには、まずは基礎能力が必要なわけです。

ネットビジネスは、気合、根性、勘だけでやれる程簡単ではありませんから。重要なのは基礎とセオリー。その上に気合と根性が有ればエクセレント。現在のシーエムエーのナレッジはこちら。まだまだ増えますよ。大型資格もね!

投稿者 島上 : 2007.10.29 19:01 | コメント (0) | トラックバック (0)

本日10月18日発売の「サライ」にフルーツ正明堂の三ケ日みかんが紹介

何とも不思議な気がします。

1999年9月に家族で大阪から浜松に引越しをし、家内の実家である植松町の正明堂の狭い事務所にパソコン1台を持ち込んで、高級果実のネット通販を個人事業として立ち上げました。まだ1000店の出店も無かった楽天市場に出店をし、開店したのがちょうど8年前の1999年の今日。

今日発売の「サライ」では、いよいよこれからシーズンを迎える「みかん」を、「生活習慣病予防に◎、医者いらずの果物」として特集しています。

その中の三ケ日みかんのお取り寄せ案内のページに大きく取り上げて下さいました。

昨年は、JCBカードの「THE GOLD11月号」で正明堂を取り上げて下さいましたが、今年は「サライ」とうことで、より多くの方々に当地のブランド「三ケ日みかん」をお知り頂けるチャンスと喜んでおります。

ご存知の通り、このようなメジャー雑誌に取り上げられるのは、ネット通販を行っている者にとって、とても有り難いことです。これは広告なのでは無く、第三者の中立な評価を得た証になるわけですから。

思い起こせば8年前、世の中はまだまだ今に比べて景気は良くない状態でした。零細小売業者にとっては、値下げできるところまで値下げはした。もう次の一手は無い!というような閉塞感が漂っておりました。

そのような状況の中、私は、高級果実のネット販売における戦略はどう立てるべきなのかと随分悩みました。

答えは、正直に、面倒なことでも正直に、業界の常識を疑って新参者だからできる安心感を得て頂こうということでした。そして、自分の商売に誇りを持つために、絶対安売りはしないということでした。

そこで「三ケ日みかん」に関して行ったことは、入荷した後、みかん箱の底から全部取り出し、全て一粒一粒検品をして、再びきれいに並び替えるとういう作業でした。これは、これまでみかんを箱で買うと一つや二つの痛んだみかんが入っていてもまあ仕方がないか....という消費者の思いを覆したいとの思いからでした。⇒こんな感じです。

その作業はとても大変なことで、Sサイズの10キロになりますと、約120粒になります。浜松の業界人からはみかんにそれほどの手間をかけるなんて、「馬鹿」かと思われていたようです。因みに正明堂基準で入荷後選果しますと、約1割がはねらることになります。

また、供給サイドの言うことを鵜呑みにせず、実際に行って確かめる。また、糖度に関しての抜き打ちチェックをやるなどして、品質の保持に努めてきました。

はっきり申しまして、正明堂より三ケ日みかんを多く販売している業者は他に有ることでしょう。しかし、自分達が自らチェックできない程の量を薄利多売するのは、私の考える商売ではありません。

コツコツやってきたことが、起業してちょうど8年目の今日に評価されたようで、とても嬉しい気持ちになっています。そしてこの面倒臭いことを文句も言わずにやってきてくれた人達に改めて感謝します。

今年のみかんシーズンは、昨年にも増して忙しくなります。シーズンには、義父である武会長、義母、家内である位知子店長、シーエムエーShomeido事業部の社員、アルバイト・パートの方々など、沢山の人達が仕入れ、受注、発送業務に携わります。

さあ!頑張って参りましょう?♪オレ達が売るのは、「フツーの三ケ日みかん」じゃなくて、「Shomeidoの三ケ日みかんだ!

投稿者 島上 : 2007.10.18 15:37 | コメント (0) | トラックバック (0)

中小企業にとっての差別化戦略―難しく考えてはいけないと思います。

ある企業が競争優位の立場を築こうと思うのであれば、一般にはコストリーダーシップを取るか、製品・サービスの差別化を図るしかありません。さて、人・物・金の全ての面で大企業に劣る中小企業がコストリーダーシップを取れるわけがありませんので、中小企業は差別化戦略を選択し、一定の市場での競争優位の立場を築こうとするのです。
ところで、世の中小企業は差別化に成功しているのでしょうか。「うちはこれと言った特徴が無いねぇ。」、「うちが扱っているのは普通のものだから、、、、。」という言葉を何度も耳にします。従って、大方は成功していないのが事実でしょう。これは、差別化にはとても斬新なアイデアや技術が必要とされるというイメージがあるからなのではないでしょうか。高いハードルを越えられなく、苦悩する中小企業経営者は沢山いるはずです。しかし、難しく考えなくてもできる差別化はあると思います

下図は、母の日及び父の日商材を扱うあるネットショップの4月1日から5月28日までの売上高を指数で表したものです。下図?世の中の給料日を過ぎた4月25日頃から売上が上昇し、母の日直前週に大きな山が出来ています。高水準な売上は母の日の前々日まで続きます。これはインターネット通販が普及拡大したことによって、消費者は、どの店に商品在庫があり、どの店が母の日までに配達可能かということが検索によって簡単に把握できるようになったからだと考えています。この購買の間際化は年々一般化してきています。 
さて、特に母の日直前週においては、「ぎりぎりのタイミングでの注文でも期日に間に合わせる」ということがこのネットショップの大きな価値となります。大手通販や百貨店ではとてもマネのできないことです。発送部門を内製化している中小企業だからできることです。これは中小企業が取り得る差別化戦略の一つではないでしょうか。
更に、このタイミングでの購買者は、「母の日ギフトを期限までに届けてもらえる」ことに最大の価値を感じているはずなので、恐らく、その他の事については大きな期待感を持っていないはずだと下図のネットショップは考えました。つまり、購買者の期待値を上回ることは難しくないと。

売上推移.gif

上図のネットショップは、先様に喜んで頂くために、いつもに増して丁寧に商品を包装し、梱包し、絶対に間違いのないように発送を行いました。また発送当日には購買者に発送お知らせ メールで宅配業者の伝票番号をお知らせしました。更に、母の日の翌日の朝に、母の日商品購買者に向けて「お母様にはご満足頂けたようでしたか?」とお伺いするメールを配信しました。 

ITを用いて行えば、そう大した時間や手間はかかりません。このネットショップでは、以上ご紹介したサービスの複合的な差別化戦略の成果がもう次の週から現れています。上図?の売上上昇は、母の日商品の購買者によって支えられています。早や父の日商品の予約のみならず、自家消費用や他のギフト需要などが入ってきています。

考えてみればネットやITは、中小企業の差別化戦略を増幅させるのにとっても適したツールではないでしょうか。

投稿者 島上 : 2007.05.29 15:07 | コメント (0) | トラックバック (0)

フーズインフォマートとは、食のB2Bマーケットプレース(続き)。

⇒先週の続き

その会社様の主たるお悩みは、これまで殆どを特定の問屋さん経由で販売してきたため、今のままでは売上拡大の余地が小さいということでした。
インターネットを利用して、まだ見知らぬ取引先を拡大できる可能性が有るのではないかと考えておられたようです(まだWebサイトはお持ちでは有りませんでした)。

数回の面談をさせて頂きました。ある時は先方様の事務所で、ある時は弊社の事務所で。そして工場の現場もご案内頂き、製造工程に関してや原材料の話、更には具体的にどの商品がどのような売り先に行っているのか....等のご説明を頂き、随分とこの会社様への理解が深まりました。また、直接に工場長から商品に関するコダワリを伺えたのはとても勉強になりました。

結果、ずばり「インフォマートが使える!」と直感しました。
また、これまでの販売ルートの先には無かった業界も存在するのでは?と思った次第。
フーズインフォマートへの参加と自社Webサイトの構築について大筋合意しました。

私は思います。食品関係のみならず、世の中にはまだまだこのような会社様が有るのではないだろうかと。
仕入れ、販売、人材採用など、ネットの活用はますます一般化しています。ネットの世界で人の目に触れるためには、それなりのコストと手間がかかります。でも一方では、ネットの世界で手を上げていなければ人の目に触れるチャンスすら訪れません。

今回の案件、必ず成功させます。

投稿者 島上 : 2006.06.29 15:50 | コメント (0) | トラックバック (0)

知ってる人は知っている「壇弁護士」による社内向けセキュリティーセミナー開催しました。

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知ってる人は知っている「壇弁護士」。本人曰く、「カッコいい若手アキバ系アイドル」なのだそうだ。
彼は、只今大変に世の中で話題になっている、ファイル共有ソフトWinny弁護団の1人であります。彼のブログはこちら。最近マスコミからの取材などで多忙を極めているので、更新も途切れがちなんです。お疲れ様。

でもそんな中、当社顧問弁護士であり、かつ大阪の同じ高校の後輩というよしみで、予定通り4月6日に当社で社内向け「セキュリティーセミナー」を1時間半にわたって行ってくれました。

・情報セキュリティーを巡る環境
・情報セキュリティーに関する立法状況
・情報セキュリティー体制の確立に向けて
・企業におけるセキュリティーの実践

という内容でお話頂きました。

私達は、TRUSTeの認証は昨年取得し、只今Pマーク取得に向けて準備を行っています。加えて、中小企業向け情報セキュリティー体制の構築をビジネスとしてスタートしていますので、全ての社員に対する教育は最重要課題です。

壇弁護士、関西人らしく、ところどころで笑いを取りに行きましたが、スベリ気味。ん?静岡と大阪ではちょっと笑いのテイストが違うんですヨ。気にしないで下さいな。

投稿者 島上 : 2006.04.08 21:17 | コメント (0) | トラックバック (0)

中小ECサイトにとって無在庫販売は可能なのだろうか。

在庫を持たずに受注発注ベースで商売ができればどんなに良いだろうと、経営者なら必ず思うはずです。
だから、ネット上には沢山のそのテと思われるECサイトが存在します。売れているかどうか別にして。

昨日3月29日付日経MJの「にぎわう専門通販」の記事で、東証2部上場、自転車小売業の株式会社あさひのECサイトが紹介されていました。

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このサイトでは、年間9億円の売上高があるそうなのですが、以下の2つの理由で無在庫戦略を貫いているそうです。

【1】1?2年の間に製品のマイナーチェンジがあるので、商品の陳腐化が早い。
【2】配送期間の長さが必ずしも顧客の購買意欲をそいでいるわけでは無い。
※受注してからメーカーに発注するので、お届けまで約1週間かかるとのこと。

在庫の山は確かに恐ろしい。
この4月6日にマザーズ上場予定の株式会社ラクーンの創業者は、かつて在庫の山に苦しんだことから今のビジネスモデルであるところの流通支援を考え出したほどなんだから。

でも残念ながら、この株式会社あさひのモデルは中小・中堅企業クラスの企業にとっては使えません。

何故なら、100店舗を超える実店舗をバックに持っているからこそ、「ネット店舗だけに在庫を抱えない」というワザが可能なわけです。ストレートに言うと、本当の無在庫販売ではない。いろいろな意味で。

次に、「自転車部品などは生活雑貨と違い明日すぐ欲しいというような部類の商品ではない」から、【2】の理由となるようですが、そんな考え方では「中小ECサイト」はとてもじゃないですが成り立ちません。この会社の考え方は、まさに強者の理屈なわけです。

⇒そこで、とっても憧れる無在庫販売という考え方から派生して、私達の運営している中小ECサイトでの実例をご紹介します。これなら中小企業でも使える「無在庫販売」の一種です。

【あるファッション系ECサイトのそもそも悩みは、商品発注が納期の6?8ヶ月前ということでした】

中小企業にとっては、ハラハラドキドキものです。
半年以上将来の売上を予想してメーカーに発注するわけですから。そもそもECサイトで売れるかどうかわからないのに。この見込み発注は、まさに職人技としか言い様がありません。半年後早々に売り切れてしまえばチャンスロスということになってしまうし、一方余ってしまえば先に紹介したラクーンさんなんかのお世話になって処分するしか無いわけです。二束三文で。

そこで試しに逆転の発想!冬の時期に春物夏物の予約販売をする、春の時期に秋物冬物の予約販売をするという実験を複数の店舗でやってみましたところ、結果は良好。私達のクライアントは、すでに売り先が決まった商品をサイズ展開まで気にする事無く発注がかけられました。また、当然今までより発注ロットが増えるわけで、ボリュームディスカウントが可能になったり、ある程度の売上と利益のバッファーが出来たことで、以前より大胆な仕入れにトライできるようになったと喜んでおられます。
しかしながら、受け渡しまで長期間となることから、キャンセルのリスクが有りますし、商品受け渡しが終了するまでお客様ときっちりコミュニケーションをとっていかないとトラブルのもとになります。その点を気を付けて下さいネ。また、そのECサイトとお客様の間にそもそも信頼関係が存在しないとこのようなやり方は成り立たないことを付け加えておきます。

投稿者 島上 : 2006.03.30 22:12 | コメント (0) | トラックバック (0)

浜松商工会議所で座談会をやりました。

昨日2月14日(火)に浜松商工会議所において、「大型店出店に伴う地元中小小売業界への影響調査」が発表されました。本日の日経新聞静岡版にも記事として掲載されていましたが、浜松市内の小売店で、5年前に比べて売上高が減少したと答えた割合が約7割という結果になったとのこと。一方売上高が増加したと答えた小売店の割合は約1割だったとのこと。

かなり深刻です。私達がお付き合いをさせて頂いている小売業の会社様は、全社が毎年売上高を増加させておられるので、本当にショッキングな結果に驚きました。
上記の調査報告書を実際に手にして詳細を読みましたが、目に留まったのは以下の項目。

[過去5年にどのような施策を打ち出しましたか?]

●売り上げが増加している小売業グループは、以下の項目を挙げていました。

・商品の差別化
・顧客管理の徹底
・インターネットの活用

●売り上げが減少している小売業グループは、以下の項目を挙げていました。

・商品の差別化
・値下げ

↑どのようなご感想をお持ちになられましたか?
あまり刺激的なことをこのブログで書くと、各方面からお叱りを受けるので今日は我慢しておきます。

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さて、その発表会にジョイントする形で、私がコーディネーターとなり、ネットSHOPの経営者3名の方々との座談会を1時間30分にわたって開催しました。100数名のご出席が有り、皆様極めて真剣に聞いておられました。また、メモをお取りになる方々が大変多く、壇上から見ていた限りは、私の経験上最もメモ魔が多いセミナーだったように思います。

(●^3^)/ 本日のオマケ

昨日はバレンタインデーでもありました。
今朝出勤前に長男(小学6年生)が「お父さん義理チョコもらった?」と生意気な発言!
「おまえ、何個もらったんだ?」と私。「ヒ・ミ・ツッ」と長男。

そうかお前もオトコになったんだなぁ。お父さんももらったゾ↓

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↑これは当社プロフェッショナルパートナーデザイナーの寺田さんが、「感謝チョコ」として昨日プレゼントしてくれたもの。
よく見ると、当社のロゴを使ったパロディーチョコなんです。

やられた.....。

という感想。おもろい!!!!知的財産権侵害については目をつむり、それにしても気が利いたアイデアだ。
社内のデザイナー達も「さすがっ!」と絶賛。
来年は、お客様にこれを配っちゃおうかなと考えた次第。

投稿者 島上 : 2006.02.15 11:06 | コメント (0) | トラックバック (0)

1年5ヶ月ぶりのセミナーでした。

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昨日(2月7日)、名古屋でアタックスグループさんとの共催で営業力強化セミナーを開催しました。私にとっては1年5ヶ月ぶりのセミナーでしたが、勘も鈍っておらず楽しい時間となりました。

私の担当したテーマは、

「ホームページがお客を連れてくる!」
・集客ツールとしてのホームページとは
・インターネットでも接客が必要です
・成功事例の紹介

でした。

私たちは、理想的なビジネスサイクルを以下のようにイメージしています。

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この「集客」と「接客」の部分をインターネットでやって行きましょう!というお話をさせて頂いたわけです。
このセミナーでお話をしながら、熱心な眼差しで私をご覧になる出席者の皆様を前に、決意を新たにしたわけです。

そもそもCMAはネット経由でお客様を集客しているわけだし、私達のお客様の中には、かなり多くの見込み客獲得に成功しておられる会社様もある。CMAの場合で言うと、その効果は新規営業2人分の成果、お客様の中には10人分の成果を上げておられる会社様もあります。私達はもっと活発に提案していくべきだっ!

⇒そこで、3月23日(木)浜松商工会議所において、ソフトブレーン・サービスとの共催で、「深刻化する人材不足、今こそIT利用で、個人プレーから組織営業への変革を!」というテーマでセミナー開催が決定!詳細は後日弊社HPで告知いたします。是非ご参加下さいませ。

投稿者 島上 : 2006.02.08 11:11 | コメント (1) | トラックバック (0)

ネット上の著作権・知的財産権は中小企業に関係ない話?

へっ!生意気に法律論議ですかい? いえいえ然にあらず。
(~_~;)ゝ 一応法学部出身ですが、専攻は犯罪学だったもので....。

中小企業といえども、ネット上の権利侵害には毅然とした対応をとろうではありませんかっ!というお話でございます。


私達シーエムエーが仕事で携わる中で、著作権を侵害されたケースを上げるとホントきりが有りません。例えば実例を挙げますと...。

●ある基礎化粧品の販売サイトで、私達が商品撮影したものに背景をつけて合成した画像が、競合サイトで無断で使用されていた。また、YAHOOオークションでの個人ページでも無断で使用されていた。

●ある物販サイトで、私達が独自にデザインし製造した商品そっくりなものが低価格で販売され、しかも商品に付けるキャッチコピーもそのまま引用されていた。⇒実は、香港の業者が私達のサイトからデザインを模倣し、そっくりなものが安価な原材料で製造され、日本の小売りに卸されたとのことだったのですが、それにしてもキャッチコピーがそのまま同じというのは解せないな...。ん?共犯の香りが!

●東証一部の小売業さん。通販サイトで私達のお客様の商品画像をそのまま無断使用していることが判明。商品も商品画像も外部の協力会社に委託しており、画像の権利についてのチェックをしていなかったとのこと。

などなど。

まだまだ零細企業である私達ですら、こんなに多くのトラブルを抱えるのですから、一体世の中全体ではどれがけの権利侵害があるのだろうかと思ってしまいます。

                              だ

                              か
           
                              ら
                              ・
                              ・
                              ・

                      ネットは面倒なのでやらない?

     ちっちっち! No !  ネットにはそれらの憂鬱を考慮しても余りある価値が有ります。


確かにそのようなトラブルを発見した際は、面倒で憂鬱な気持ちになります。
誰でも争いごとは嫌なものです。
しかしながら、ネットという地域も国境も超える世界において、あなたはこれまでよりもはるかに広い世界を手に入れるのだから、ご自身の権利を守るために多少の苦労は必要だと思いませんか?

私達は、ネット上で権利侵害を発見したら、まずは当事者に対し【私達が正当な権利者】であることを先方に伝えます。その後の反応により、先方が悪意なのか善意(知らずに)なのか、はたまた法律的知識の欠如なのかの判断がつきます。善意の場合等は極めてスムーズに解決します。

問題は悪意の場合。いわば確信犯。めったに有りませんが...。
この場合は、まずはメールや電話にて即時データ削除の要請をし、聞き入れない場合は内容証明郵便で法律的手続きを行う予定があることを警告します。今のところ、この段階で全て解決しています。

こちらの要望は争うことではなく、権利侵害の状況を無くすることなので、これでよしとしています。

とは言うものの、私達のような専門業者としては問題を適切にスピーディーに処理していくために"知ってる人は知っている”「サイバー弁護士」壇俊光氏と顧問契約を締結している次第です。

投稿者 島上 : 2005.11.15 20:51 | コメント (0) | トラックバック (0)

中小企業こそインターネットを活用しなきゃね!

大阪から浜松に家族で移住してちょうど6年になりました。
創業6年、株式会社シーエムエーを設立して5年です。

株式会社シーエムエーを設立した目的は、タイトルの通り、中小企業こそ
インターネットを活用すべきだ!でも中小企業にインターネットに振り向け
られる十分な人的資源が無い。だからアウトソーサーとして私達を使って
もらおう.....。ということだったのです。
※CMA(シーエムエー)とは、cyber merchant agent の略です。

ところで、今さらのように私がブログを始めたそのワケは?

(1)IT系会社の一応社長だから?

(2)今、と?っても流行っているから?

(3)SEO対策として?


どれも違います。

考えてみて下さい。世の中には「インターネット活用の?」とかのタイトルの
ノウハウ本が沢山出回っていますが、実際に中小企業が即活用できるよう
な事例が書いてあるでしょうか?


多くは、大企業の有名事例だったりします。
ちぇっ ウチの会社ではそんなこと無理だよ......。

そうお思いになられたことは有りませんか?

⇒⇒だからこのブログでは、中小企業の経営者の方にとって、もっと身の丈に
合った、実現可能な話や事例、そしてヒントを紹介していこうと考えています。

参考にして頂けたら幸いです!
どうぞ宜しくお願いいたします。

投稿者 島上 : 2005.10.31 21:55 | コメント (0) | トラックバック (0)