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2011年8月20日

零細企業のネット通販について。

私は1999年にネット通販を始めました。フルーツShomeidoです。
ネット通販の黎明期の最後あたりの時間帯でしょうか。

Tシャツのイージーさんや、傘やの心斎橋みや竹さんなどの偉大な先輩が既に成功者として各メディアに取り上げられていた時代です。

当時は月商100万円を上げれば成功者と言われた時代です。

もう今では楽天市場の中で随分偉くなっている当時の担当者に、「月商200万円は上げないと生活できない!」と言ったら、少々困惑ぎみに「まずは50万円を目指しましょう!」と言われた事を思い出します。楽天出店者がまだ700前後の時代。

さて私達は、これからネット通販を始めたいとのことで協力して欲しいというお話をよく頂きます。しかし実際お手伝いすることになるのはごく一部のお客様という結果になります。

成功する零細企業のECが、概ね経過する順路は次の通り。

1)経営者もしくはそれに近い人がかなりの時間と情熱を費やしてスタート。
2)努力すれどもなかなか結果が出ない。しかし諦めない。
3)少しずつ売上ができ始める。この段階では殆ど全ての業務を一人でこなしている。
4)商品在庫管理や梱包発送の部分が、継続的顧客の獲得に極めて重要なファクターであることを実感する。それはページやメール対応と同様に大切な部分だ。
5)広告宣伝費を使う自信が出てくる。そして売上が加速し始める。
6)ネット通販を更に成功させるためにスタッフの採用を行う。
7)採用した社員と価値観を共有するために、情熱的に語るが、まだ売上が少ないネット通販事業に就職してくれた人が、最初から「当たり」である可能性は少ない。
8)しばらくはスタッフの退職、採用を繰り返す。
9)やっと自分の右腕として活躍してくれる人に巡り合える。
10)この段階で、このECを立ち上げた本人は扱う商材のオーソリティとして顧客から一定の評価を受けているはずだ。ECの顧客は人につくと言われる。
11)役割分担を行い、スタッフが増えていく。しかし大切なのは、役割にこだわらない、全員で助け合うという発想だ。この時、このECを立ち上げた本人が全ての業務に精通していないと全員助け合いの体制にはならない。
12)業務の無駄と無理が見えてきて、システム投資を行う。これによって皆遅くまで残って仕事をしていたのが嘘のように効率化に成功する。
13)複数サイト展開を行う。また商材の拡大を行う。





自分の経験に基づくものなので、上記文章を書いている時に、全て映像が頭の中に出てきます。

私は、中途半端な気持ちでネット通販に参入する事に対して反対です。

そして、10年前のECは有る意味牧歌的でした。昨今の状況は異なります。
ページ作成、キャッチコピー、商品撮影など、蓄積するべきノウハウは多く、しかもマーケティングコストは以前に比べるとかなり多額になってきます。

そして売上高ばかりに目が行って、適正な粗利益確保と資金繰りに失敗して、かつて繁盛店と目されていた人気ECサイト運営会社が倒産したという話もいくらでも有ります。

そうです。ネット通販を始めるという事は、もうひとつ会社を興すことと同じなのですね。


さて、間も無く運営12年となるフルーツshomeidoについて。
10年間は一貫して売上上昇してきましたが、この2年間の売上は頭打ち状態となっています。自社サイトの売上は引き続き上昇していますが、楽天店が足を引っ張る状況。

私の店舗運営に対する直接関与が少ないのが原因だと思っています。
もう一度、ECを勉強し直す覚悟で取り組み、ネット通販の年商をまずは1億円まで引き上げたいと思っています。経営者が直接情熱をもってやらなければ。

投稿者 島上 : 2011年8月20日 10:28

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