2009年11月

Trend is friend.

昨日政府から日本経済がデフレーションの状況にあると正式に表明されました。

その判断の大きな根拠の1つとして、CPI(消費者物価指数)の継続的な下落をあげています。
でもねえ、これは今更ながらの話ではないのですけれども.....。

●コア(core)と言われる指数を注意深く見る必要があります。CPIにおけるコアの部分とは、生鮮食料品を除きます。 何故なら生鮮食料品の天候等による変動率が月によってかなり大きくなるからです。指数のぶれを排除するという観点です。

●更に、日本ではエネルギー分野を除いたものをコアコアと呼んでいるようですが、米国ではそもそも生鮮食料品とエネルギーを除く指数をコアと読んでおり、マーケット関係者や研究者はこのコアの部分を注目しています。

私もかつては相場の世界に生きていたので、このテーマに無関心ではいられません。

問題は、深刻なデフレに悩んでいるのは、主要国で日本だけという事実。つまり日本における需要が突出して弱いということです。更にこの10年において、CPIコア指数は前年同月比3%前後のプラスから9月のマイナス2.3%まで、トレンドとして下げ続けてきているという事実。加えて、この統計には今爆発的に広まるPB商品や特売などは含まれていないという事実。私達の体感するデフレーションは、公表CPIコアよりも更に低いものと言えましょう。

この10年間に所得が全く変わらなかった人は、実質的には給与が上っていることになるわけです。だから、企業による賃下げもある意味では通りやすいわけですな。

日本はこれから更に、値下げ合戦のデフレスパイラルですかい?体力消耗戦なら大手が勝つことになるわけですが、残念ながら大手も収益力が低下しているのですけれどもね。どうします?政府がどうにかしてくれるのでしょうか?

混沌の次にしか来ない萌芽。

Trend is friend.相場の世界ではよく使われる言葉です。私が初めて聞いたのは、1994年のアメリカ日興証券シカゴ支店のストラテジストだった、Eugene O'Sullivan氏から。日本におけるトレンドが急に反転することを望むのは愚。今のトレンドが続くことを前提にしなければならないのです。

これから私は、もっと感性を研ぎ澄ますために、東京、大阪の様々のフォーラム、会合に積極的に参加する予定です。
今月はあと2つ。

サービス産業生産性協議会
 http://www.service-js.jp/cms/index.php

そうそう、このページに私が出てますヨ。
 http://www.service-js.jp/symposium/award/

投稿者 島上 : 2009.11.21 11:49 | コメント (0) | トラックバック (0)

アジア会議2009に出席して考えた事。

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11日に東京目黒の雅叙園で、日経ビジネスの主催で開かれたアジア会議2009に出席しました。
 
朝9時30分から夕方18時30分まで、ビッシリのスケジュール。こんなに勉強したのは久しぶりだな。たいへんに充実した時間を過ごせました。

それぞれのテーマは、それはそれは興味深いものでした。

私がアジアから日本に帰ってきて11年、かなり頭がさび付いていたなと思ったのでありました。よかった、今更ながらに気が付いて。日本ボケしてたな。

スピーカーの人たちは、日本でもよく知られる伊藤忠商事の丹羽会長や韓国SKテレコムの孫会長等の大御所のみならず、アジアでは味千ラーメンでよく知られる重光産業のの重光社長と香港サイドのパートナーのPoon Wai氏、またインドからは「ビジネストゥデー」のAroon Purie編集長やあのマルチ・スズキのR.C.Bhargava会長なども出席し、まさに多彩な顔ぶれといった感じでした。

それぞれの方々によって、日本語、韓国語、中国語、英語が使われました。さすがに韓国語と中国語は理解できませんが、英語に関してはできるだけ同時通訳を聞かないように神経を集中させて聞きました。

幸いだったのは、アリババドットコムCEOのDavid Wei氏が英語でスピーチをしてくれた事でした。おかげさまで生の表現と表情を感じることができました。

アリババの日本法人では、日本からの中古車及び中古車部品のアジアへの輸出を加速させたい戦略があるようです。

まさに私達も先日アリババドットコムを使い、そのお手伝いを行ったところです。

http://jp106733267.trustpass.alibaba.com/aboutus.html
↑alibaba.com内のサイト
 http://www.kokusai-world.com/eng/
↑動画を含めた、英語対応のサイト

私よりも7歳若いDavid Wei氏のスピーチの根底にあるものは、絶対ともいえる自信です。その自信は中国のこれからの発展に対する確信、アジアの中小企業が、発展をとげるアジアの中で活躍するためのネット情報インフラを作るという使命感などによって更に強められているのです。

一方気になる論調も見受けられます。これはどのスピーカーからも感じられる事です。当然のことと言えば当然のことなんですが。

「日本に魅力を感じていない。」

まあ色々要因はあるでしょう。人口が減少する国家が今後経済成長するわけがないとか、短期であれ、中長期であれ、国力を示すところの株価のパフォーマンスが著しく悪いとか、政治とか、官僚支配だとか。


本日11月15日(日)日本経済新聞朝刊5面。


「アジア投信・株 個人の取引急増」

前略

個人投資家の間でアジア株・投信の人気が高まっているのは、昨年の金融危機以降の回復度合いが日本株に比べて大きいからだ。香港、上海、インド市場の株価指数は年初から約5ら7割上昇、約1割にとどまる日経平均株価との格差が開いている。

後略

個人投資家が自国の企業の株を買わずに他国の企業の株を買う。末期的か。

そう言えば、日経平均株価指数が初めて10,000円の大台を超え、まだたいしてコンピューター化が進んでいなかった東京証券取引所の場で大喝采が起こった映像をテレビで見たのは、1984年1月のことで、私はまだ大学生の頃でした。その時のNYダウ指数は1200ドル近辺でした。

私の父親は証券会社に勤めておりました。夕方のテレビニュースを見ながら母親が手を叩いて喜んでいたのを鮮明に覚えています。

日経平均は今から約26年前と同じ水準、一方米国ですらこの間にNYダウ指数は約10倍へ。その国のインフレ率等諸々考慮しないといけないものが有りますので、一概に指数だけを論じてはいけないわけですけれども....。

で、私は日本でこれまで小さなビジネスを展開してきた経営者として、悲観的なのか?いいえ、とんでもない。悲観的でも楽観的でもありません。

今回のアジア会議2009で、様々なヒントを得、そして今後のビジネスに関するアイデアが湧いてきました。日本が更に衰退への道を辿るのか、それとも以前私がこのブログで書いたように、コンドラチェフの波の上昇波が日本に到来するのか、それは神のみぞ知る。

私はどちらでも結構。そのマクロの流れ、要するにトレンドに乗るしかない。


m(_ _)m 日曜日朝の長編ブログ完了!

投稿者 島上 : 2009.11.15 12:26 | コメント (0) | トラックバック (0)

最近は畑ですか?

このブログを読んで下さっている方々に、開口一番に言われることが多いのがこのフレーズ。

「ええ、畑です。」

週末素人ファーマー、実に楽しいと思ってやっています。

プロフェッショナル農家さんには、恐らくお叱りを受けるでしょうが、コレ、私にとってみれば明らかにレジャーか趣味です。何故なら、農業で飯を食っていくという事が、どれだけ大変なことか、ちょっとだけ理解しているつもりですから。私は経済合理性について一切無視ですから。


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↑さてこれはこの週末に収穫した野菜です。完全無農薬、有機栽培。

●大根3本
●ブロッコリー2つ
●ジャガイモ少々
●サンチュ 30枚程度

⇒大根はね、土の中で障害となる石を丁寧に取り除き、深くまで耕さなければいけないと本に書いてあったので、その通りに愚直に行いました。その結果、先が割れているものは今のところ1本もありませんし、自分なりには満足しています。

⇒ブロッコリーはね、 アブラナ科だから虫に食われやすいということだったので、畑の管理人・久次米さんのアドバイスの通り、トンネルを作り、物理的に虫が入ってこれないようにして、かつたまたま進入してきた虫は捕殺するようにしました。そう、たまに管理人・久次米さんが用意してくれている虫よけの「特製唐辛子液」をスプレーしました。

初めてにしては、立派なブロッコリーが出来たかな。隣の農家さんにも褒められたし。

でも、家でスーパーで買ってきたものと食べ比べをしてみたら、味は良いと思うが、太さが違う。プロのブロッコリーの方が太い!思い当たるフシは有ります。追肥は教科書通りには行っていなかったな。

⇒ジャガイモはね、今回試し掘り。どんな具合か確かめてみました。残りは12月に入ってから収穫の予定。思ったよりも順調に成長していました。でも、中にはひび割れているものも有りました。思い当たるフシ、有ります。多分水のあげ過ぎでしょう。作物によって、水を与える量を調節するべきだったんですな。

⇒サンチュはね、全然ケアしてませんし、特に努力してません。勝手に大きくなりました。かつ虫に殆どやられていません。ただし!結構虫が張り付いていたりしますので、生で食する時は注意深く洗うことが必要です。

来年は、今年勉強した事がもっと役立つのだろうな。
また、収量も増加するのだろうな。
野菜は素直なんだな。

投稿者 島上 : 2009.11.09 20:27 | コメント (0) | トラックバック (0)

当社の宝たち

当社では、毎朝8時30分から日本経済新聞の読み合わせを行っています。

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ここに出席をするのはコンサル営業を行う社員達とグループ会社のイー・ゲートの社員です。因みにデザイナ?や不動産関係の社員は別にグループを作って行っています。

写真奥に画面が写っていますが、静岡市にある営業本部とは、SONYのビデオ会議システムを通じてストレス無くコミュニケートできます。

さて、話題はどうしてもネット関連に偏りがちになります。

実は以前からそこが気になっていました。

私達職業柄、ネット関連の記事に目が行くのは当然です。しかしそんな小さなことだけでは無く、日本経済、世界の経済など大きな流れを理解し、大局的に物を考える能力を持ってもらうのが私の願いなのです。

恐らく、ここにいる社員の中から私の後継者が生まれる可能性が高いのです。だから、教育と研鑽の機会提供には妥協はしたくないのです。

また一方、私なりの言わば常識的な解釈をすませていた記事に対し、新しい、異なる価値観からの若い社員のコメントはとても興味深く、かつ脳が刺激されるものです。

今日は嶋村君が17面の経済教室で取り上げられていた、高安美佐子・東京工業大学准教授の論文に目を付けました。経済物理学の話。嶋村君は数学が得意ですからね。

私は、「ハイハイ、ネットでの行動は全てデジタルで記録されているから、細かく分析することにとって...云々か?」という解釈をよく読まずに済ませていました。

しかし彼のコメントを聞いた後に、記事をよく読んでみると、とても興味深いことが書いてありました。「マジですか?これ私達の仕事の中ででも検証してみると面白いじゃない!」と1人その後の展開にまで妄想は広がりました。楽しいな。ビジネスに関するインスピレーションの泉だな、新聞は。

ところで、この写真の中に納まっている社員達にはそれぞれ得意分野があります。かなり高い専門性を身に付けています。

人が育って来たな、実力が付いて来たな! これが素直な感想です。もしもこのチームをこの浜松でまた1から作ろうとすると一体どれくらいの時間がかかるのだろうか。

まさに宝。

私はこの宝を背景に、次なる新たなビジネスを複数スタートさせます。今回はプレスリリースすること無く、密かに静かに.....。

私には、彼らの能力を最大限発揮させる義務があります。

投稿者 島上 : 2009.11.04 11:04 | コメント (0) | トラックバック (0)