もうお読みになりましたか?都田建設さんの「サービスは「かけ算」!」(東洋経済新報社)
本日読了。
Webサイトの構築、プロモーション、そしてサイト分析等のお手伝いをさせて頂いている都田建設様。
先日、蓬台社長とお話をしました。
その際、恥ずかしながら著書のことを存じ上げなく、一通り話が終わった後にこの本を頂きました。

サービスは「かけ算」!感動を創造し続ける究極の公式 中野博・蓬台浩明 共著 (東洋経済新報社)
この本、住宅会社の本なのに、技術的なことや設計に関することはほとんど出てきません。
本来、ブログで本の感想を書くなどというのは私の方針ではありません。何故なら私のブログを読む人は、私のようなただの素人の書評を読みたいと思っているとは考えていないからです。
しかし随分と感動しましたので、感想と言うか、感服した事を以下書きたいと思います。
この本は、読む人の目線によって、様々な捉え方が有る本です。
アマゾンの書評を見てもそれは分かります。
私も1人の消費者の立場でもあるし、経営者としての立場でもあるし、都田建設様はお客様であるという立場でもあります。
まあ、そんな立場のことは置いておいて、率直に感じた事は、
「都田建設さんは、人間である限り、少なからず持つ感情というものを極めてポジティブに受け入れ、自然な流れの中で関わる人々全てに幸福をもたらすように社内において仕組み化した会社なのだ。それは更に、今の時代に合致したマーケティングに沿った手法が採用されている。」
誠に僭越です。蓬台社長はかなり上級のマーケターでもあると認識しました。さすがです。
ブランドとは、その機能的価値と情緒的価値に分解し得るわけですが、商品やサービスの機能的価値での競争は極めて難しくなっているのが昨今の状況です。どこで買っても同じ機能の商品が氾濫する中、最後は低価格訴求へと落ちて行く。決して中小企業がとってはならない方向性です。
かかる状況下、商品の競争軸は、機能的価値から情緒的価値へと大きくシフトしているのです。つまり、現在の消費者は物質的な豊かさはある程度満たされているわけで、そんなことより精神的な豊かさを求めているわけです。つまり、モノ消費からコト消費への変化。消費者は品質の良さに更に上乗せされたプラスオンの価値に対価を支払うというわけです。
情緒的価値とは、品質とか価格とかとはまた別の世界で、合理的に説明できない部分です。いわば人の感情が支配する世界です。デザインとか、その会社全体から漂う雰囲気とか、従業員が親切で、いつも特別扱いされたような良い気持ちになれるとか.....。
都田建設さんは、この情緒的価値の増大に取り組み、地域におけるブランド形成に成功している会社さんだと言えるでしょう。でもそれは経営テクニックとしてやっておられるのでは無く、心底信じておられる哲学を実践しているに過ぎないので、少々のことでは真似のできない事だということが私には強く理解できました。
【以下抜粋させて頂きました】
●私は、住宅産業は今後サービス業になるべきだと思っています。住宅産業こそがホスピタリティ産業になるときです。そして、これからが私たちの本当の意味でのチャレンジなのです。(198頁)●家としての「もの」を手に入れたいと思って私たちとの出会いがあるのですが、何度か会ううちに、私たちが提供している「こと」としての家づくりに強い共感をいただくようになりました。「もの」から「こと」の時代だと思います。(124頁)
●都田建設にとってブランドとは「約束」を意味します。(191頁)
↑私が蓬台社長はかなり上級のマーケターでもあると認識する所以です。
投稿者 島上 : 2009.07.29 10:13 | コメント (0) | トラックバック (0)











