2009年1月

当社インターネット不動産仲介業Your Agentでの試み

私がこの事業を始めた第一の理由。

昨年2月18日のブログ4月26日のブログも是非ご参考に。

間も無くこの事業が開始して1年になります。2月にプレスタートした際は全く問合せは有りませんでしたが、それから順調にお客様からのお問合せが増え、ビジネスとして成り立ってきました。特に去年の12月後半からのお問合せ(主に2月から4月のご入居のご希望者様)が多くなり、有り難いことだと思っています。かなり期待できます。

私達がこの事業を始めたもう1つの理由は、「実践型ネットビジネスコンサル」として自ら結果を出したいからということも有りました。路面店が当たり前の不動産仲介の世界でもインターネット専業でやっていけるに違い無いという仮説を証明するために。そして自らのリスクで獲得したノウハウを他のお客様に還元するために。

※↑実際には法律に従って、浜松アクトタワー15階の当社事務所に隣接してお店は有ります。通行人は全く居ませんが....。

このビジネスに関して、C&S部でコンサルをさせて頂いているお客様に対してと同様に、PDCAサイクルをまわすべく定期的にミーティングがなされます。ただ、そのミーティングには営業本部長の中原浜松C&S部部長の小川、SEM担当者の原川、当社チーフデザイナーの清水も参加します。そうです。全ての部門のアイデアを吸い上げて試行錯誤し、全ての部門に全ノウハウを浸透させたいからです。

それはそれは沢山のノウハウが獲得できました。あげられた仮説の数は30。実行して検証され、効果が認められたものはノウハウとして蓄積します。

その中のひとつをご紹介します。

<仮説>

「ネット通販では動画を見た人の転換率は、そうで無い人のそれの4倍になると言われている。それは不動産仲介業でも同様であるはずだ。」

<実行>

そこで、このように浜松市半田山エリアの特集ページを作成し、紹介する動画を作りました。

<検証>

この地域に対する問合せが突出して増加しています。また、ご契約に至る確率も他の地域より突出して高いです。


そういうワケで次に、Your Agent事業部のリーダー藤田は、昨年春お問合せが多かった 浜松市広沢と蜆塚の紹介動画を作成しました。

こちらの動画は、まだアップしてから時間が経っていませんので、効果の程はこれからわかるでしょう。
このネタはいろいろ使えそうですねえ。


私はこの不動産仲介事業Your Agentや子会社のShomeidoを通じて行うEC事業は、当社にとってとても大切だと考えています。これらの事業がしっかりとビジネスとして成り立っているという事実は、事業者としての喜びも当然に有りますが、Webサイト制作やネット広告、コンサルをさせて頂くお客様に安心を提供できるものと考えているからです。

投稿者 島上 : 2009.01.24 18:34 | コメント (0) | トラックバック (0)

私はマイノリティであることがチャンスだと思っています。

私はかつて、外国為替、為替SWAP、FRA、円金利先物....様々な相場のディーリングを経験しました。

最近思うことが有ります。事業って相場に似ているなぁーと。

ところで。

例えば一般に、製品ライフサイクルという考え方が有ります。

(1)導入段階
・事業には大きなコストがかかり、まだ利益生み出すには至らない段階。

(2)成長段階
・製品は広く市場に浸透していき、売上が急激に上昇する。この段階の後半で利益はピークに達する。

(3)成熟段階
・ライバル間競争が激しくなり、利益が低下していく。

(4)衰退段階
・売上高は急激に低下していく。

だから、企業は製品ライフサイクルを念頭に置いて、長期的視点で事業戦略を立てなければならないと、教科書的には締めくくられるのです。

でも、自社の製品がはたしてどの段階にあるのかを明確に認識することは難しいですよね。

もちろんあらゆる統計に目を通します。色々な消費の現場にも行って状況を肌で認識しようとします。また、色々な経営者に合って意見も聞いてまわります。更には仲間である従業員の皆にも。

それでも難しい。

これはあくまでも私の場合ですが、その時の大勢とは反対の意見を尊重することにしています。それはやはり、かつて相場を仕事としていたことの影響ではないかとも思います。

例えばあなたがUSDは対YENで売りだと思うとする。その時、マーケット参加者の8割が買いだと思っているのだとすると、それはまだ若い売り相場である可能性が高いのです。

何故なら、買いだと思っているマーケット参加者は既にUSDを買い持ちにしているはずなので、実は彼らは既に潜在的売り手だからです。

USDが上がれば利食い売りを出す。USDが下がれば損切りの売りを出すでしょう。よく耳にする「相場には既に織り込み済み」という状況です。
Buy the rumor,Sell the fact. とは相場格言。


相場の世界では、マジョリティに付くのは禁物。それは事業についても同じだと考えています。


今の時代こそ、マイノリティとなる勇気が欲しいところです。自分自身にも社員にも。

投稿者 島上 : 2009.01.21 15:23 | コメント (0) | トラックバック (0)

希少性が高まったのはむしろリアル(現実)の世界だと思いませんか?

1月7日、日本経済新聞朝刊1面の「セカンドライフの誤算」という記事。

そう言えば、ここのところ「セカンドライフ」の話も全然聞かなくなってしまっていました。

一昨年あたりは、当社にも「セカンドライフ」内に仮想店舗を出店したいとの相談事も持ち込まれていました。仮想空間で人々が交流し、第二の人生を送るという「セカンドライフ」は世界中で空前のブームが巻き起こったのもつかの間、今ではゴーストタウン化しつつあるとのことです。

ところで私は、このブログで「セカンドライフの誤算」について云々する為にこの記事を取り上げたのでは有りません。

この記事の中で主張されていたことから考えるところが有ったからです。

(以下抜粋)

米国防省は1969年、インターネットの原型「アーパネット」を開発した。現在に連なるIT革命の起点だ。それから40年。だれもがネットを使い、情報を共有する時代がきた。米未来学者のアルビン・トフラーは「知識の仕組みがこれほど変化したことはなかった」という。

ただIT革命の浸透は皮肉な現象をもたらした。ネットの希少性が失われたのだ。コンピューターに慣れた世代にとって、バーチャル(仮想)の世界は珍しいものではなくなった。

希少性が高まったのはむしろリアル(現実)の世界だ。ネットの普及は価値の見直しを迫っているようにみえる。.....


日々多種多様なサイトのコンサルや運営をしていて確かに思い当たるフシが有ります。

以前に比べて明らかに電話による問合せや注文の比率が増えています。
ネットの世界の中だけで完結したくない人々が増えています。

また、何の連絡も無しに、ネットショップの常連のお客様が東京や名古屋から突然実店舗にいらっしゃったりすることが増えています。

現実世界での心のこもった接客を望んでおられるでしょうか....。はたまたバーチャル(仮想)の世界で展開されている親切そうな雰囲気は、リアル(現実)の世界でも同質なのかどうか確かめてみたいと考えておられるのでしょうか....。何れにしても有り難いことには変わり有りませんが。


そして、記事の中にある「希少性が高まったのはむしろリアル(現実)の世界だ。」との表現。なかなか解釈が複雑ですね。様々な事例が頭の中に浮かびます。

私は、小売業、サービス業に携わる者としてこう捉えました。

リアル(現実)の店舗の接客の質は昔に比べて明らかに劣化しています。心温まる接客を受け、またこの人から買いたいと思う体験は、まさに1年に2度も有りません。そして、あまりにも増殖し過ぎたコンビ二エンスストアーの接客とは呼べない対応は、私達から買い物を楽しむという感覚を麻痺させるのに十分なインフラと化しています。また、ショッピングセンターなど巨大化する流通の現実。ここでも大して知識の無いアルバイト店員さんから、接客とは呼べない対応をされてしまうのです。

日々のお買い物。満足しておられませんよね?

まさに、リアル(現実)で素晴らしい接客を受けるということは希少な体験となってしまいました。
だからこそ、高いレベルの接客ができる零細商店は、この不景気と呼ばれる昨今でもちゃんと生き残っていたりするわけなんですね。

私はこう結論付けています。

リアル(現実)とバーチャル(仮想)の間を行ったり来たりするのは、多少の時代の揺り戻しの問題であって、本来区別しなくても良いのではないかと思っています。確かにインターネットの出現は社会に大きな変化をもたらしましたが、ビジネスの基本は何も変わらないのです。ただ、当方に到達して頂く入り口が違うだけです。

「クリック・アンド・モルタル」という、懐かしい言葉を思い出します。

投稿者 島上 : 2009.01.08 21:06 | コメント (0) | トラックバック (0)

今、蝶ネクタイ(Bow Tie)を着用しなければならない。しかし結び方を忘れてしまった。その時どうやって調べますか?

先日のブログでも紹介しましたSalon de CMA

私を含めた2人が毎年バーテンダー役を引き受けます。さて、相方のバーテンダー役は、1年ぶりに蝶ネクタイを結ぶということで、どうやら結び方を忘れてしまったようでした。そこで彼がとった行動は、You Tubeの動画を検索するというものでした。

ナルホド。

イラストや言葉で説明されるよりはるかに分かりやすい。You Tubeでまさに蝶ネクタイの結び方を解説する動画を見つけた彼は事なきを得ました。そういう時代なんですヨ、世の中は。

どうでしょうか?蝶ネクタイの結び方を調べる場合、私達の世代はまずはYahoo!やGoogleで検索してしまうのではないでしょうか。しかし若い世代は直感的に動画サイトを検索するのですね。最近のウェブサイトのトレンドは、多くの説明文章を載せるよりは、画像を多用し、直感的に理解できるようなデザインにする方向に有ります。その最たるものが物販サイトでしょう。動画の利用もこのトレンドの延長線にあるものだと考えています。

さて、蝶ネクタイでは有りませんが、「ネクタイの結び方」の解説動画をYou Tubeに登録して集客に成功している、WECCIというオーダーメードスーツのサイト日経ネットマーケティング1月号で紹介されていました。You Tubeで「ネクタイの結び方」と検索してみると、WECCIが登録した動画がずらりと表示されます。クリックしてみると動画で分かりやすく解説されており、さらにWECCIのサイトへのリンクが貼られています。そのリンクの上部には、「オーダースーツ作ってます」との説明が有ります。こうやって、You Tubeからの集客に成功しているのですね。

ところで当社もYou Tubeに動画をアップして一定の効果を確認しています。

(1)当社不動産仲介事業サイトYourAgentにおける地域紹介動画

これのおかげでこの地域の物件への問合せが増えました。

(2)当社採用サイトにおける先輩社員のメッセージ動画

(3)当社採用サイトにおける浜松HPコンテスト受賞の際の動画


当社2010年新卒向けリクルートサイトを閲覧した学生さん達に、より当社のことを理解してもらう意図で作りました。この効果は絶大なものが有りました。リクルートサイトでのこれらの動画を貼り付けたページの閲覧数は、他のページの2倍から3倍となりました。今後、先輩社員のメッセージ動画はシリーズ化して、順次掲載していく予定です。その他、動画の使い方について様々なイマジネーションが湧いてきて、本当に楽しくなってきます。


自らの独自のコンテンツをウェブサイトに持つことを「自社サイトのメディア化」と呼ぶようです。これはこれからのウェブサイトのトレンドです。動画をYou Tubeを使って配信するのも、ブログサイトを持つのもコストがかかる話では有りません。 「自社サイトのメディア化」は費用を掛けなくても、創意工夫があれば可能です。 「自社サイトのメディア化」は、中小企業こそ取り組まなければならないテーマなのではないでしょうか。

投稿者 島上 : 2009.01.05 19:21 | コメント (0) | トラックバック (0)