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2009年2月 1日

当社、ECフルフィルメント事業から完全撤退します。

この事業は、2003年に中小企業経営革新支援法に基づく承認を受けたものですが、時代の変遷によりその一定の役目を終えたと判断したからです。1年半程前から少しずつ準備を行ってきました。

これまで、ゼロからクライアントと一緒にスタートして、月商数千万円規模のECサイトに育て上げた実績は1つや2つでは有りません。今でもそのうちの1つは当社で運営をしています。春には終了しますが。

EC運営という意味で当社に残るのは、子会社のShomeidoのサイト当社の不動産仲介事業として行っているYour Agentだけになります。これまでECフルフィルメント(ネット通販におけるマーケティングの部分を全て代行して、売上高に応じた手数料を頂戴するビジネス)でお世話になったお客様に、一旦ネット事業そのものをお返しするのです。幾つかは引き続きコンサルのみをさせて頂くクライアントとして新しいお付き合いが始まります。

ECフルフィルメント事業から完全撤退するもう1つの理由について述べます。

例えば1月現在でECフルフィルメントを行っているクライアントの売上高は、前年同月比で平均50%増と引き続き伸長しています。不況不況と言いますが、私達が携わるECサイトにはそれを感じません。なのに何故?

マーチャンダイジングとマーケティングを別の会社で運営して行くというビジネスモデルの限界を感じ始めたからです。例えば、ネット経由の年商が数億円に達したとします。しかしそのレベルまで行くと様々な問題が現われ、もはやマーチャンダイジングとマーケティングを別の組織で運営していては解決できなくなってきます。また、投資を伴う経営判断も行わなくてはいけなくなります。全体を俯瞰できて初めて経営判断ができる筈。イニシアティブはあくまでも事業主体が持つべきです。

結論は、私が考えたこのECフルフィルメント事業は、年商数億円程度まで有効なモデルであり、その先にサイトの成長をもっと期待するのなら、事業主体が全ての事業プロセスに関与するべきである、というものです。一旦全てのプロセスを掌握した後に部分的にアウトソースを利用するというのは賛成できますが。

当社はよく、ECサイトの新規プロデュースとその後のフルフィルメントまでのご要望を頂きますが、フルフィルメントは今後一切行いません。ビジネスをやっていて、「もうこの売上高で良いのだ」とは私は思わないからです。また、ECは自動販売機では有りません。愛と情熱を注いで注いで、やって芽の出るビジネスだからです。

投稿者 島上 : 2009年2月 1日 16:12

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