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2008年06月28日

ますます細分化、複雑化するネット広告。よーく考えると中小事業者にとってこれはチャンスだ。

昨日6月27日(金)の日経新聞15面に、「地域別にネット広告配信」とする記事が出ていました。当社も取引が有るDAC(デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム)が始める新サービスに関してです。以下要約します。

DACは7月からネット利用者の所在地に合わせた広告を配信する新サービスを始めます。これまで同様のサービスは国内でも有りましたが、新しい点としましては、ネット利用者のIPアドレスを解析し、接続地域を市町村単位で特定できることがまず1番目の点。そしてその特定精度が高く、既存のものに比べて割り出せる件数が2.8倍となるということが2番目の点です。

いよいよ来たかという印象です。

現在当社のSEMチームから先方担当者にサービスの詳細を問い合わせ中です。静岡県においてもかなりニーズが高いと感じています。何故なら...。今日は給料日後の最初の土曜日。朝刊には多くのチラシが折り込まれていました。これだけ多くの事業者が地域の住民に対して広告を出したがっているわけですから。現在、地域の住民に対して最もリーチする媒体はやはりチラシなわけです。それが、ネットを利用しているユーザーがどの市町村からアクセスしているかということが判れば、事業者は地元ネタでの広告を安価にネットに出稿できるわけで、これはまさにチラシと同等以上の効果が期待できるはずです。

それでは今まで当社は、静岡県唯一のovertureオンライン代理店として、地元の住民に対してリーチするためのネット広告をどのように運用してきたのか?それは全部は申し上げられませんが、例えば、「地名+サービス内容」のような言葉の組合せで検索上位表示を狙うなどの活動をしてきたわけです。
また、Yahooの提供する「エリア行動ターゲティング広告」なども取り扱ってきました。
そもそも「行動ターゲティング広告」とは、インターネットユーザーのインターネット上での行動履歴を基に、それぞれのユーザーのここ最近の興味や関心を特定し、その興味・関心にあった広告を配信する仕組みのネット広告のことです。例えば、ある人がここ直近の1ヶ月に分譲マンションのWebサイトを何度か見ていたとします。この場合、その人は行動ターゲティングの仕組みにより、不動産(なかでもマンション)に興味のあるユーザーとして分類され、マンションとは関係の無いスポーツニュースのサイトを見ていてもマンションの広告が配信されます。

これまで(現在も)インターネット広告で主流であった検索連動型広告(いわゆるキーワード広告)もコンテンツ連動型広告も、その時に「検索」という行動や、「興味のある分野のWebサイトを閲覧している」という点では、行動に基づいた広告ではありますが、行動ターゲティング広告は過去の行動に基づいているという点で異なります。
特に購買に至るまでが比較的長い期間を要する商品、サービスなどは、ユーザーが少し忘れた頃に広告を目にし、しばらく前に検討をしていたことを思い起こさせる(潜在ニーズを呼び起こさせる)、という意味で行動ターゲティング広告が機能しそうだと言われています。この「行動ターゲティング広告」に地域情報をかけ合わせたものが、「エリア行動ターゲティング広告」なのです。

このようにますます細分化し複雑化していくネット広告ですが、これは上手に複数のネット広告を設計をすることにより、地域のある一定の興味を持つ住民に対して複数回アプローチを行い顧客になってもらうということが可能になるということです。このネット広告を組合せて設計を行い、成果に繋げていくというプロセスは、きっと知的で好奇心に満ちたものでしょう。

楽しみです。

投稿者 島上 : 2008年06月28日 11:19

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