2006年03月

中小ECサイトにとって無在庫販売は可能なのだろうか。

在庫を持たずに受注発注ベースで商売ができればどんなに良いだろうと、経営者なら必ず思うはずです。
だから、ネット上には沢山のそのテと思われるECサイトが存在します。売れているかどうか別にして。

昨日3月29日付日経MJの「にぎわう専門通販」の記事で、東証2部上場、自転車小売業の株式会社あさひのECサイトが紹介されていました。

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このサイトでは、年間9億円の売上高があるそうなのですが、以下の2つの理由で無在庫戦略を貫いているそうです。

【1】1?2年の間に製品のマイナーチェンジがあるので、商品の陳腐化が早い。
【2】配送期間の長さが必ずしも顧客の購買意欲をそいでいるわけでは無い。
※受注してからメーカーに発注するので、お届けまで約1週間かかるとのこと。

在庫の山は確かに恐ろしい。
この4月6日にマザーズ上場予定の株式会社ラクーンの創業者は、かつて在庫の山に苦しんだことから今のビジネスモデルであるところの流通支援を考え出したほどなんだから。

でも残念ながら、この株式会社あさひのモデルは中小・中堅企業クラスの企業にとっては使えません。

何故なら、100店舗を超える実店舗をバックに持っているからこそ、「ネット店舗だけに在庫を抱えない」というワザが可能なわけです。ストレートに言うと、本当の無在庫販売ではない。いろいろな意味で。

次に、「自転車部品などは生活雑貨と違い明日すぐ欲しいというような部類の商品ではない」から、【2】の理由となるようですが、そんな考え方では「中小ECサイト」はとてもじゃないですが成り立ちません。この会社の考え方は、まさに強者の理屈なわけです。

⇒そこで、とっても憧れる無在庫販売という考え方から派生して、私達の運営している中小ECサイトでの実例をご紹介します。これなら中小企業でも使える「無在庫販売」の一種です。

【あるファッション系ECサイトのそもそも悩みは、商品発注が納期の6?8ヶ月前ということでした】

中小企業にとっては、ハラハラドキドキものです。
半年以上将来の売上を予想してメーカーに発注するわけですから。そもそもECサイトで売れるかどうかわからないのに。この見込み発注は、まさに職人技としか言い様がありません。半年後早々に売り切れてしまえばチャンスロスということになってしまうし、一方余ってしまえば先に紹介したラクーンさんなんかのお世話になって処分するしか無いわけです。二束三文で。

そこで試しに逆転の発想!冬の時期に春物夏物の予約販売をする、春の時期に秋物冬物の予約販売をするという実験を複数の店舗でやってみましたところ、結果は良好。私達のクライアントは、すでに売り先が決まった商品をサイズ展開まで気にする事無く発注がかけられました。また、当然今までより発注ロットが増えるわけで、ボリュームディスカウントが可能になったり、ある程度の売上と利益のバッファーが出来たことで、以前より大胆な仕入れにトライできるようになったと喜んでおられます。
しかしながら、受け渡しまで長期間となることから、キャンセルのリスクが有りますし、商品受け渡しが終了するまでお客様ときっちりコミュニケーションをとっていかないとトラブルのもとになります。その点を気を付けて下さいネ。また、そのECサイトとお客様の間にそもそも信頼関係が存在しないとこのようなやり方は成り立たないことを付け加えておきます。

投稿者 島上 : 2006.03.30 22:12 | コメント (0) | トラックバック (0)

運営EC19サイトを通して感じる最近のネット消費動向

私は、もともとは為替ディーラーとして、マクロ経済の真っ只中で仕事をしてきた人間です(その時の2国間の価値の均衡点が為替相場ですから、2国のファンダメンタルズは基本として理解しておかないといけない問題です)。

しかしながら、1999年に起業した際やその後暫く、全くマクロ経済の動向は気にしていませんでした。数億円までの規模の会社が、その動向の影響を受けるなんて、あまり現実的な話ではありません。中小零細企業が、業績不振を景気(要するにマクロ経済)のせいにするのは、滑稽ですらあると考えていました。

ところが最近、運営EC19サイトを通して感じることが有ります。
マクロの視点から、どう考えても消費は拡大してきているなと感じます。
消費拡大という大きなフォローの波が、私達を後押ししていることを感じます。

【その理由】

●私達の運営するEC19サイトでは、昨年までは、月半ばから25日(世の中の給料日)あたりまで売上が落ち込む傾向が有りましたが、今年に入りその傾向は全く無くなりました(統計学的な有意差は認められません)。

●購入平均単価の上昇。同じ商材でも、より価格帯の高いものから購入される割合が増加しています。

●土、日、祝日の売上高が前年比で突出して上昇。平日のそれに比べると2倍の上昇率です。

そもそもECのマーケットは、誕生以来毎年前年比で数十パーセントで拡大しているわけですが、そこに消費拡大というメジャートレンドが重なった場合、これまでの拡大スピードが更に加速することになるだろうと予想をしています。

【何だか凄い記事を発見】

本日3月22日の日本経済新聞朝刊。「消費性向、15年ぶり高水準」との記事が有りました。2005年の消費性向は約75%で、更に今年1月単月のそれは何と88%と伝えています。凄いコトです。
因みに消費性向とは、可処分所得に対する消費支出の割合のことです。この高い消費性向の背景には、預貯金の取り崩しや株式市場で潤った利益も有るのでしょうが、何と言っても、企業好業績を背景として、これから所得が増えていくのだとサラリーマン世帯が自信を持ち始めたことが大きいのではと私は考えました。

でもこの気になる消費トレンド、ちょっとアメリカっぽくなってきたなぁと、一方ではちょっと心配。

投稿者 島上 : 2006.03.22 11:53 | コメント (0) | トラックバック (0)

おかげ様で【満員御礼】でございます。3月23日(木)のセミナー

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3月23日(木)のソフトブレーン・サービス株式会社さんとの共催セミナーは、本日定員の30名様からのお申し込みを頂き、受付を終了させて頂きました。

これまで静岡県内では、既にソフトブレーン・サービス株式会社さんによる「営業力強化セミナー」は複数回行われてきたようですが、30名様のお申し込みは極めて多いとのことです。
やはり人材不足の問題は日に日に深刻化しておりますし、またお申し込みの背景には他の様々な問題があるのではと考えます。

今回は特別にソフトブレーン・サービス株式会社の長田専務による「eセールスマネージャー」個別相談会、弊社社員及び私によります「ホームページの戦略的活用」個別相談会も、セミナー終了後に予定をしております。

さて、受付終了後もお問い合わせを頂いております。そこで、次回のセミナー開催の詳細は未定ですが、次回ご出席希望の方に優先的にご案内をさせて頂くためにフォームを設けました。恐らく次回は6月頃となる予定です。

ご興味をお持ちの会社経営幹部、営業セクション幹部の方!是非ご連絡下さいませ。

投稿者 島上 : 2006.03.16 20:07 | コメント (0) | トラックバック (0)

イマドキのホームページに求められるもの。デザイン、ユーザビリティは当然、そして....。

現状私達が仕事をしている中で、ホームページ制作の際に、クライアントが最も重視しがちなのはデザインです。それは、きっと目に見えるものであるからでしょう。デザインは勿論大切です。また、ユーザビリティ(使い勝手)もとても大切です。何といっても、そのホームページがどんなユーザーエクスペリエンスを提供できるのかといった重要な事柄ですから。
しかしながら、デザインとユーザビリティは言わば、サイトに閲覧者を誘導した後の問題です。

今、急速に拡大しているのがSEM(検索エンジンマーケティング)という概念です。
ホームページを運営しておられる会社ならば、できるだけ沢山の人達に閲覧してもらって売り上げを拡大したいと考えておられるでしょう。しかし、できるだけ沢山という考え方がクセモノで、興味の無い人達にいくら閲覧してもらっても実質的な効果は期待できないのです。できれば、そもそもその会社の商品やサービスに興味の有るお客さんに閲覧してもらいたい!そしてHOTなお客さんを誘導したい!それを実践する方法がSEMという概念です。 

●SEM(Search Engine Marketing)=SEO(Search Engine Optimization)+PPC(Pay Per Click)

●つまりは、
YAHOOGoogleなど検索サイトで、あるキーワードが検索された時に、そのホームページの露出を高めるということは、YAHOOやGoogleなど検索サイトに対してホームページを最適化すること、つまり検索結果上位に露出させるという結果を導き出すことと、クリック課金型キーワード広告の2つによって達成できるということです。

●具体的には、
私達のお客様である「Dress Mode」様YAHOOで「フォーマルドレス」と検索すると、検索結果1位に表示されています。そして、Googleで「フォーマルドレス」と検索すると、こちらも検索結果1位に表示されています(3月7日午前11時現在)。これがSEOの部分。
そして、今度はGoogleで「ブラックフォーマル」と検索すると、「Dress Mode」様は検索結果としては、3月7日午前11時現在5位です。比較的弱いこのキーワードに対して、PPCを使用しています。つまりGoogle画面右側にある「スポンサー」の欄に広告を露出しています。

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フォーマルドレスshop
1枚あると安心なブラックフォーマル
平日午前10時迄のご注文は当日発送
www.rakuten.co.jp/dressmode/
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このPPCは、一定の制限は受けますが、SEOの結果とは違って、タイムリーに閲覧者のマインドに届けるためのワーディングが可能です。「平日午前10時迄のご注文は当日発送」というセンテンスは、このホームページが通販サイトであるということ、スピーディーな発送が可能であるということ、そして通販に興味が無い人にはクリックしてもメリットは無いということ、以上3つのメッセージを込めているわけです。※クリックされますと課金されてしまいますので。

かつては比較的初期費用がかかるSEOをホームページに施し、補完的にPPCを使うという方法が主流でしたが、最近はSEOでカバーする部分とPPCによってカバーする部分のポートフォリオを構築するという概念が台頭してきました。また、PPCで使用するキーワード(時には数万ワード)のポートフォリオのパフォーマンスを向上させるために毎日最適化をするという方法を実践する会社も現れたようです。

ホームページのプロデュースや運用の世界は、どんどん高度化していますね。私達もホントに毎日が勉強の連続です。

さて、 「営業力強化セミナー?深刻化する人材不足/今こそ個人プレーから組織営業への変革を!?」のお申し込みが20名様を超えました。残り定員10名様を切りました。このテーマ、一見私達の本業(ネット系営業支援)とは異なるように思えますが、実はそうでは無いんです。詳しくは是非⇒こちらをクリックPLS。

投稿者 島上 : 2006.03.07 11:59 | コメント (1) | トラックバック (0)