2006年8月11日
8月9日に生じた楽天でのシステム障害から思うこと。
楽天市場に売上の大部分を依存するネット通販は、大きなリスクが有ると改めて感じさせられた事件でした。ご存知では無い方のために、以下、YAHOO!NEWSから転載します。
コンピュータニュース - 8月10日(木)15時31分楽天市場でシステム障害、出店店舗の4割でショッピング機能が停止
楽天は9日、楽天市場においてシステム障害が発生し、7,413店舗で商品が購入できなくなっていることを明らかにした。システム障害は、10日12時52分から順次復旧しているという。楽天によれば、楽天市場のデータサーバーを定期メンテナンスしていたところ、9日16時15分にシステム障害が発生。その結果、7,413店舗でショッピングサービスが停止し、通常購入やオークション購入、商品レビューの閲覧やメールマガジンの登録・解除・変更などの機能が利用できなくなった。システム障害の内容については調査中としているが、メンテナンスを委託していた社員の人為的ミスが原因という。影響を受けたのは7,413店舗で、8月3日時点の出店店舗数16,856のうち4割に上る。これらの店舗にアクセスすると、楽天側の仕様により「ただいま、店舗の改装中です」と表示されるようになっていた。ユーザーには、店舗側の都合で閉鎖しているように見えたが、実際は楽天側のシステム障害によるものだった。なお、今回のシステム障害による出店店舗への損失補てんは「今のところ予定していない」(楽天広報部)としている。楽天広報部では、「10日12時52分より、障害の影響があった7,413店舗で商品の通常購入が可能になった」とコメント。ただし、楽天市場のモバイル版では現在も通常購入ができないほか、オークションや共同購入などの機能については復旧されておらず、完全に復旧する時期は未定だ。
また、楽天市場からのお知らせは以下の通りです。
楽天市場の一部ショップにおけるシステム障害についてのお詫び日頃より、楽天市場をご利用いただきまして誠にありがとうございます。8月9日夕刻より一部ショップにて発生しておりましたシステム障害につきまして、心よりお詫び申し上げますとともにご説明をさせて頂きます。当社では増加するご注文に対応すべく逐次サーバーの増強作業を行っておりますが、8月9日16:14に行われた楽天市場のサーバー増強作業において、弊社がサーバーの構築を委託している伊藤忠テクノサイエンス社のオペレーションにて、誤って楽天市場の情報を格納するハードディスク内部のデータが一部破損いたしました。バックアップデータをもとに復旧作業を継続して行い、現在までに買物など主なユーザー向けサービスに関しては復旧しており、通常通りご利用いただるようになりました。また、受注・発送などに関しショップサイドで必要なサービスに関しましても、まもなく復旧する予定であります。障害発生前にご注文いただきました商品に関して、一部、発送業務が遅延していた場合もあるかと存じます。大変、申し訳ございません。また、注文された商品に関して、内容等の変更をショップとなされたお客様は大変お手数ではございますが、念のためあらためてショップとメール等にてご確認頂けますようよろしくお願い申し上げます。なお、この事故によるカード番号等、情報漏洩の懸念はないと考えております。この度は、大変なご迷惑をおかけしたことを重ねてお詫び申し上げます。
【障害の状況】
[日時]
2006年8月9日16時30分から (復旧は現在のところ未定です。)[影響範囲]
1.楽天市場 一部ショップのプレゼント応募、資料請求、商品問い合わせ※8月10日 21時45分現在、以下のサービスについてはメンテナンス完了しております。
・ 楽天市場 通常購入(PC・モバイル)
・ 楽天市場 共同購入(PC・モバイル)
・ 楽天市場 スーパーオークション
・ お買い物レビュー
・ 各種メールマガジン登録・解除・変更
※スーパーオークション、共同購入については、終了時間の延長を行う場合がございます。2.ショップでの処理
対象となったショップでは、以下の手続きを行えていない可能性がございます。
復旧後、しばらくお時間を頂戴できますようお願いいたします
・商品の配送手続き
・ポイントのご利用額の最終確定作業
・ショップからの確認メールの配信
・クレジットカード決済の承認作業
・お客様からのお問い合わせへの回答
今回のシステム障害によって、私達も私達のお客様も楽天市場からの売上部分については少なからずの損害(機会損失)が発生しました。しかしながら、前もって多店舗展開を推進しておりましたので、いわゆる「機会損失」は最小限に食い止められたのではないかと思います。
⇒以前の関連ブログはこちら。
●楽天市場は、あくまでもEC事業を行うマーケットの1つと考えましょう。
●楽天、YAHOO!SHOPPINGの次には独自ECサイトスタートしましょう!
今回、楽天市場への出店者からは、損害賠償請求を行う動きも出てくるでしょうが、いわゆる「得べかりし利益」についてまで賠償がなされる可能性は極めて低いでしょう。せいぜい出店料と広告料の停止時間分の按分利用料の返還程度です。そのあたりのロジックは法律家に任せるとして、認識すべきなのは、他社のシステムダウンすら自社のリスクの内と捉えて戦略を立てなければいけないということです。
今後、ネットショッピングモールへの依存度が薄まっていくことを予想しています。
投稿者 島上 : 2006年8月11日 12:37
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.akindo2000.net/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/122





