ノートPCのバッテリーを上手に使うには

前回のブログでバッテリーの性能についてご紹介させていただきました。
SCiBの本格的な普及にはまだまだ時間がかかりそうですが、ちょっとした工夫でバッテリーの寿命を延ばす方法をご紹介しますのでお試し下さい。

その前に、リチウムイオンバッテリーの特性も理解しておく必要があります。

リチウムイオンバッテリーは、従来のバッテリーと比較してもメモリー効果が小さいと言われています。メモリー効果が小さい事から、携帯電話、ノートPCなとの充電を繰り返す機器に適しています。

しかし、利点ばかりでは無く欠点もあります。

過充電による発熱、外圧による発熱などの事故も報告されています。
通常、バッテリー内部の保護回路が働き発熱することはありませんが、オークション等で販売されている非メーカ品には、保護回路が内蔵されていない粗悪品もありますのでご注意ください。

このような特性を持つリチウムイオンバッテリーですが、ノートPCのバッテリーとして上手に使用するにはどうしたら良いでしょうか?

1.充放電を避ける
2.月に1回、完全に放電する
3.自宅で使用する時は、ノートPC本体からバッテリーを外す

この方法はニッカドバッテリー時代の話であり、現在のリチウムイオンバッテリーではあまり関係ありません。リチウムイオンバッテリーの特性から、常に100%の充電状態が寿命を一番短くする要因です。バッテリーの性能を維持して使用するには、満充電の50%に抑えるのが良いと言われています。流石に、50%の充電では普段持ち歩くモバイルマシンとしては少々心細い感じがします。

では、どの程度の充電率がバッテリー性能の維持と使い勝手を両立出来るのでしょうか?
参考までに、私が普段使用しているノートPCにはバッテリー充電モードの設定があり、初期値として2パターンのモードが用意されています。「いたわり充電モード」で満充電の80%、「超いたわり充電モード」で満充電の50%として用意されていました。

私が使用しているノートPCは比較的簡単な設定でバッテリーの充電モードを80%程度にすることできました。海外メーカのPCでは、BIOS上で設定する機種もあるようです。皆さんも、ご使用中のPCのマニュアルを片手にバッテリーの充電モードを変更することでバッテリーの性能劣化を抑えることが出来るかもしれません。

おまけ
タスクバーにバッテリーの残量を表示してくれるツールはこちら

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コンサルタント

池田雅信(いけだまさのぶ)
写真:池田雅信取締役兼ソリューションビジネス本部本部長。1991年に富士通カストマエンジニアリング(現在の富士通エフサス)へ入社。金融システムのハードウェアエンジニアとして4年間従事。その後、クライアント・サーバシステムのシステムエンジニを経験した後、Unix(主にSolaris)エンジニアとしてインターネットサーバの導入を行い、2000年以降は、ハードウェア・ソフトウェアが分かるマルチエンジニアとして大手顧客のアジア地区のインフラ設計を行い、2005年株式会社シーエムエーへ入社。以来、地元企業様へメーカの枠に縛られないシステム提案を手掛ける。