組織的にネットマーケティングに取り組むお手伝い

先日、約1年半前にWebサイトを大きくリニューアルしたクライアントのご担当者様からご相談を受けました。

Webサイトをリニューアルして1年半。あれだけ、リニューアルに力を費やして公開させたのに、全然活用ができていないと。社員はわざとWebサイトに無関心であるわけでないのです。社員がWebサイトを使って何を、どう取り組み、成果として何を期待して、自分達の仕事にどう活用させていくかという具体的なイメージがないため、リニューアルされたWebサイトに対する活用意識や問題意識も発生がしないのだと。

確かに。
私たちはこういうことを生業としていますので、常にWebを使ったマーケティング手法や事例などの情報を手にしていますが、一般の社員の方がそういう情報も無い中でWebサイトの活用について積極的にアイデアや取組みを提案してくる、というのは難しいものです。

ましてやそのクライアント様の事業はBtoBです。BtoCであれば普段の生活の中でも様々な企業が取り組むWebマーケティングを感じることができるでしょうが、BtoBではなかなか難しい。

そこで、ご担当者様とはこの1年をかけて、社内のWeb活用のためのテコ入れをしていくことにしました。

 まずは数カ月をかけて、基本的なWebの仕組みや、Webの世界で起こっていること、検索エンジンやらYouTubeやらTwitter、ログ解析、メールマーケティング、CMSといった仕組みが何なのか、マーケティングに活用するにはどう考えればよいのか、他社はどうやって活用し、どんな実績を上げているのかを社内の関係者数十人を集めて勉強会をします。この勉強会を通して、自社のWebサイトを使ってこのようなことが実現できれば、というイメージを社員の方に持っていただくのです。
 そして次のステップではWebプロジェクトメンバーを選定いただき、そのメンバー間でWebを使った自社のマーケティングの成功イメージを作り上げます。具体的に今のWebサイトのあるべき姿をKPIとして数値に落としていきます。
 年の後半からはそのKPIを実現させるための実践期間に入ります。具体的なアクションを決めて、実行し、毎月その進捗を確認し、その実行による効果を計測し、次のアクションにつなげるという、いわゆるPDCAの活動を回していきます。

 
 さて、1年後、このクライアント様の企業内でのWebサイトの位置づけがどう変わっているでしょうか。社員の多くが自社サイトを自分のビジネスのツールだと認識し、積極的に活用方法を議論し、そして実際に何だかの成果を生み始めている。自発的に各部署の会議ではWebに対する議題が発生している・・・・。

 こんな1年後の姿を思い描きながら、こういった影響を与えられる位置での役割をさせていただけることにやりがいと責任を感じています。

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コンサルタント

小川健三(おがわけんぞう)
写真:小川健三ソリューションパートナー本部浜松営業部部長。2001年に大手電機メーカーへ入社。官公庁へのシステム構築、SI営業に従事。その後、ERP導入コンサルティングサービス会社を経て、2006 年株式会社シーエムエー入社。以来、静岡県内、県外の中小から中堅企業の多数の企業のWebマーケティング・Webサイト構築コンサルティングを手がける。ITコーディネーターとして企業の経営・情報の側面からのアプローチを行う。